排尿でチップが押し出される|長さ・メリハリ・カーブで動きにくさが変わる【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「抜けにくい形(長さ・メリハリ・カーブ)」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

一言で言うと

長さ・メリハリ・カーブで動きにくさが変わります。

メーカーは複数の形を組み合わせています。

現行品にもロング・ツイスト・カーブ型があります。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
留置チップを一定の位置にとどめておくこと
球部尿道尿道の奥にある、やや広くなった部分
外尿道括約筋前立腺の入口側にある筋肉
くびれ前後の太い部分より細くなった部分
メリハリ太い部分と細い部分の大きさの差
クロソイド曲線核振チップVer.2の後端に使われた曲線名
形状記憶ワイヤー曲げても決められた形へ戻ろうとする線材

何が起きるのか:抜けにくい形でも位置と負担は変わる

長さ・太細差・カーブは留置を助けますが、強すぎる形は別の負担も生みます。

抜けにくい形は長さとカーブが働く

2018年1月掲載の日誌では、ロングタイプの動きが比べられました。
定位置では、二つの括約筋に挟まれる想定でした。

全体が球部尿道へ下がっても、長さとカーブで出口側へ進みにくいとのことです。
短いチップより、排尿時に飛び出す可能性が少ないと書かれています。
長さとカーブを候補にできると岡田さんは書いています。

(出典:ok-lab's diary 2018年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180130/1517311002

抜けにくい形でも長さだけでは定まらない

セミロング試作の長さと形状を比べる引用写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808」より引用(セミロング試作の長さと形状を比べる引用写真)

2018年4月掲載の試作では、30個くらいが作られました。
そのうち10個くらいで装着試験をしたと書かれています。

45mmは難しく、38mm-42mmが良い範囲と判断されました。
セミロングは長くても位置が定まらず、場所によって負担が出たとのことです。
販売前に追加の試験が必要だと岡田さんは書いています。

(出典:ok-lab's diary 2018年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808

抜けにくい形は段差だけでは決まらない

2018年6月掲載の試験では、長さ45mmのセミロングが使われました。
この45mm品は、固定の良さが普通より良いと評価されています。

同月掲載の別の43mm品は、段差4mmでも奥へ飲み込まれました。
取り出す際の抵抗が大きく、ごくわずかな出血も報告されています。
形状だけの影響とは判定しにくいと岡田さんは書いています。

(出典:ok-lab's diary 2018年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180616/1529136608

抜けにくい形は尿道の曲線になじむ

2019年3月掲載の日誌では、核振チップVer.2が紹介されました。
後端の接続部は、クロソイド曲線に似たカーブへ変更されています。

岡田さんによると、このカーブが括約筋手前の曲がりに収まりました。
ショートやセミロングなどの留置が安定したと書いています。
岡田さんは、抜けを防ぐ作用がありそうだと説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2019年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/23/173222

抜けにくい形は窪み幅にも条件がある

2021年6月掲載の日誌では、括約筋部分の窪みが比べられました。
岡田さんは、細い区間を2mmにしたチタン品を紹介しています。

窪みの切り口は、4mm程度だと刺激が強いとのことです。
安定留置には6-7mmが良いと岡田さんは書いています。
楽な留置と刺激の追求は別に考える必要があるとの回答でした。

(出典:ok-lab's diary 2021年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/26/125926

抜けにくい形ほど取り出しにくさも増す

2023年6月掲載の日誌では、曲がるメタル軸タイプが紹介されました。
角度を変えられる、形状記憶ワイヤー入りの試作品です。

岡田さんの試験では、90度から110度ほどで動きにくくなりました。
一方、極端なカーブで奥へ進むと、糸では戻らない可能性も挙げています。
留置性と取り出しやすさを両方見る必要があると書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2023年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/06/24/123110


抜けにくい形へのメーカーの答え・対策

メーカーの答えは、長さ・メリハリ・カーブを条件に合わせて組み合わせることです。

抜けにくい形は長さとカーブを組み合わせる

2019年10月掲載の相談では、チップが奥へずれる悩みが寄せられました。
使用中に全体が括約筋を越える可能性を岡田さんは挙げています。

覚醒やロングほどの長さとカーブが、選択肢として示されました。
勾玉も15mmほど長くなるため、少し有効とのことです。
全体が膀胱へ落ちる場合は別の対策が必要と案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2019年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/10/26/145539

抜けにくい形は十字のくびれを利用する

くびれを強調したコブラ方式チップの引用写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180721/1532152353」より引用(くびれを強調したコブラ方式チップの引用写真)

2018年7月掲載の日誌では、コブラ方式が紹介されました。
90度ねじることで、くびれが十字に強調される形です。

岡田さんは、前立腺側から抜け出しにくくなると考えていました。
従来のフラット形状とは、接する場所も変わるとのことです。
メリハリを強める選択肢として岡田さんが説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2018年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180721/1532152353

抜けにくい形でも絶対固定とは考えない

2024年12月掲載の質問では、90度なら動かないかと尋ねられました。
岡田さんは、角度が大きいほど留置性は上がると答えています。

ただし、0.3mmのワイヤーは小さな力でも直線状に変形するとのことです。
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。

(出典:ok-lab's diary 2024年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/14/122948


抜けにくい形は時期でこう変わった

角度を付けたロックオン形状を示す引用写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/16/122924」より引用(角度を付けたロックオン形状を示す引用写真)
時期(掲載年月)そのころの状態
[2018年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808)45mmは難しく、38mm-42mmを良い範囲とした
[2018年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180721/1532152353)90度ねじりで十字のくびれを強調した
[2019年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/23/173222)後端のクロソイド曲線で安定性を改善した
[2021年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/26/125926)窪みの切り口幅6-7mmを安定向けとした
[2021年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/12/04/124140)フラット面カーブ型の販売を開始した
[2023年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/06/24/123110)角度を変えられるメタル軸型を試作した
[2024年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/16/122924)ロックオンは90度で安定すると説明した
[2025年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/21/122934)カーブしたムカデは直線型より留置性が向上
[2026年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/01/17/122907)ムーバブルプロステートチップを試作した

抜けにくい形に関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行一覧には、長さ・ツイスト・カーブに関係する商品があります。

フラット面カーブ型の寸法別形状を示す引用写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/12/04/124140」より引用(フラット面カーブ型の寸法別形状を示す引用写真)
現行商品税込価格形の特徴
OKプロステートチップ ロングタイプ税込6600円長さとカーブを持つタイプ
OKプロステート覚醒チップ税込5500円長くカーブしたタイプ
OKプロステートチップ ガラス素材セミロングタイプ コブラツイスト税込5500円十字のくびれを持つタイプ
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト税込5500円陶器製のツイストタイプ
OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイスト税込6600円覚醒形状とツイストの組み合わせ
OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイスト税込7700円ロング形状の4点ツイスト
OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(生体適合樹脂)税込6050円平らな面とカーブを持つタイプ
OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)税込6600円第二世代樹脂のカーブ型

OKプロステートチップ ロングタイプの値段は公式サイトで確認できます。

OKプロステートチップ ロングタイプ
OKプロステートチップ ロングタイプ(出典: https://ok-lab.net/products/view/44

OKプロステートチップ ロングタイプを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ ロングタイプ(商品ID 44)

陶器素材セミロングタイプ コブラツイストの値段は公式サイトで確認できます。

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト(出典: https://ok-lab.net/products/view/103

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイストを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト(商品ID 103)

第二世代生体適合樹脂のフラット面カーブ型は公式サイトで確認できます。

OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)
OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)(出典: https://ok-lab.net/products/view/141

OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)を公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ フラット面カーブ型 セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)(商品ID 141)

今は無いもの

2023年6月掲載の曲がるメタル軸タイププロステートチップは、現行一覧で対応する商品を確認できません。

2026年1月掲載のムーバブルプロステートチップは、現行一覧で対応する商品を確認できません。


抜けにくい形のよくある不安

日誌では、絶対に抜けない形はなく、長さや相性にも限界があると答えています。

「抜けにくい形なら必ず固定?」

2019年9月掲載の相談では、勾玉タイプが外へ動く悩みが寄せられました。
相談者は、次にスクリュータイプを試そうと考えていました。

岡田さんは、より強いカーブも候補になると答えています。
一方、尿道は柔らかく変形するため、絶対的な対策はないとのことです。
抜けにくい形でも完全固定ではないと岡田さんは案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2019年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/09/14/143710

「抜けにくい形は長いほどよい?」

ロング形状と留置方法を考えた試作品の引用写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/02/15/144151」より引用(ロング形状と留置方法を考えた試作品の引用写真)

2020年3月掲載の相談では、陶器ロング4点ツイストが奥へ動きました。
相談者は、さらに長いLサイズを候補に挙げています。

岡田さんは、長さが合わない場合はLも選択肢だと答えました。
ただし、長いほど拘束が強くなるとのことです。
一本をむやみに長くするのは考え物だと岡田さんは書いています。

(出典:ok-lab's diary 2020年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/03/07/152901

「抜けにくい形は人で違う?」

2025年11月掲載の感想では、覚醒コブラツイストが合っていました。
一方、ウミウシは10分程度で抜けたとのことです。

岡田さんは、ウミウシを抜けにくいと感じる人もいると説明しています。
前立腺や括約筋の位置と大きさは人ごとに異なるとのことです。
どの形が留置しやすいかは人それぞれだと岡田さんは書いています。

(出典:ok-lab's diary 2025年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/01/122937


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと長さ・メリハリ・カーブが動きにくさを変える
知っておきたい言葉留置、くびれ、球部尿道などが形の説明に使われる
何が起きるのか抜けにくさと負担が同時に変わる
メーカーの答え・対策長さ・太細差・カーブを組み合わせる
時期による変化固定形状から曲がる構造へ開発が進んだ
商品と値段現行一覧にロング・ツイスト・カーブ型がある
よくある不安絶対固定ではなく、形との相性にも個人差がある

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。