このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「尿道内でチップが回転する」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
この記事は、体内で器具の向きが逆になることや部品の重なりについて、事故の報告とメーカーの対策をまとめたものです。
対策の見直しと限界、よくある不安への回答を紹介しています。
※このページは販売元・製造元とは関係のない個人の読書メモです。記載は元記事の時点の情報で、正確さや安全性を保証しません。医療機器ではなく、健康上の判断は医師にご相談ください。最新情報は公式サイトでご確認ください。広告を含みます。
一言で言うと
回転や重なりにより、取り出せなくなった報告があります。
メーカーは長さや接続を見直し、対策の限界も述べています。
2025年4月掲載分にも、向きが変わる相談があります。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 球部尿道 | 前立腺の手前にある広い尿道の部分です。この部分自体の役割は日誌に説明なし。 |
| ♀チップ | 別のチップと組み合わせる部品です。2018年7月には、先頭側のチップを押す目的で相談に登場します。 |
| 二連チップ | チップ同士をつないだ構造です。前立腺側と、その手前側に置く想定で使われています。 |
| 補助チップ | 本体とつなぐ追加の部品です。スクリュー型は膀胱への落ち込みを防ぐ目的で登場します。 |
| ナイロン糸 | 本体や補助部品につなぐ糸です。チップ同士の接続や、取り出すために使われます。 |
| 反発材 | 接続部に挟む、押し返す力を持つ材料です。中折れしにくい接続を求める相談に登場します。 |
| ユニコーン・ゲートキーパー | チューブを固定する部品です。日誌では、接続チューブとの組み合わせを回転対策としています。 |
| 形状記憶ワイヤー | 二連チップをつなぐ弾力のある線材です。折れ曲がりや回転への対策として登場します。 |
| ヤジロベエ方式 | 二連の中央寄りに糸を付ける構造です。折れにくい接続と組み合わせ、取り出すための糸をつなぎます。 |
何が起きるのか:尿道内でチップが回転する報告には違いがある
OKプロステートチップは、尿道内の前立腺部に置くことを想定した器具です。
2021年7月掲載の日誌では、尿の通りの改善を開発目的に挙げています。
同月時点では、医療機器として未申請のジョーク商品と説明されています。
この話の回転とは、横向きになる動きや、前後の向きが逆になる動きです。
球部尿道(前立腺手前の広い部分)などで起きると岡田さんは考えています。
(出典:ok-lab's diary 2021年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/07/24/125923
向きが逆になる可能性から長さを見直した
2018年3月掲載分では、二連チップ(チップ同士をつないだ構造)の事故が報告されています。
相談者は、体内で絡まって取り出せず、病院で取り出してもらったと伝えています。
岡田さんは、先頭側のチップが球部尿道で反転した可能性を考えています。
当時の先頭側は25-28mm程度で、以後は30mm以上にすると書いています。
これは事故の状況を想定して立てた対策で、反転を医師が確認したとの記載はありません。
岡田さんは、個人差によって30mmでも反転する可能性があると注意を促しています。
(出典:ok-lab's diary 2018年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180310/1520672565
向きが逆になると糸の先の部品まで入り込んだ
2018年5月掲載の相談は、OKプロステートチップ ガラス素材1チップタイプについてです。
相談者は半回転したらしく、糸の先の部品まで尿道内に入り、取り出せなくなったと報告しています。
その後は取り出せたものの、再発を避けたいとして、糸を長くする変更を希望しています。
岡田さんは交換を受け付け、2018年5月掲載時点の料金を1080円と案内しています。
同月には別の相談者から、特注の56mmロングチップも逆向きに出たと報告されています。
糸の変更については研究所での交換が案内されていますが、交換後の結果の記載はありません。
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161
♀チップの回転で重なり、取り出しにくくなった
2018年7月掲載分では、別々のチップを組み合わせた使用結果が寄せられています。
相談者の希望は、先頭側のチップを♀チップ(別のチップと組み合わせる部品)で押す構成でした。
岡田さんは事前に、あまり勧められないとしつつ、慎重な試験には言及していました。
報告ではチップ同士が折り畳まれ、糸が膀胱側にある状態となり、取り出すのに苦労しています。
最終的には取り出せたとされていますが、希望した構成で問題が起きたという結果です。
岡田さんは、♀チップの回転への注意を呼びかけています。
(出典:ok-lab's diary 2018年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180707/1530947332
向きが逆になる相談に湾曲の影響を挙げた
2021年10月掲載の相談では、短く湾曲の強いチップの向きを保つ対策が尋ねられています。
最初は目的の位置に置けたものの、その後は横向きや逆向きになり、進めなくなったとのことです。
岡田さんは、短さと強い湾曲が、途中で角度が変わることに関係すると考えています。
相談者は別のカーブの少ないチップでは回転しないと伝え、岡田さんは抵抗の違いを挙げています。
回答後に問題が解決したかについて、結果の記載はありません。
岡田さんは、湾曲の強い形は入りにくく、出にくいとも書いています。
(出典:ok-lab's diary 2021年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/10/02/125825
向きが逆になる事故は経験者にも起きた

2022年8月27日掲載分では、使用経験のある相談者が、取り出せず救急を受診しています。
糸は体外に出ていましたが、痛みと出血が生じ、病院で取り出す処置を受けています。
相談者によると、医師から本体が前後180度反転していたと説明されたとのことです。
日誌で示された本体の長さは37mmで、相談者はその後、使用を終える意向を伝えています。
岡田さんは、注意を呼びかけるだけでは済まないと受け止めた旨を書いています。
再発への対応として、補助部品の接続方法を改良する考えを示しています。
(出典:ok-lab's diary 2022年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/27/123001
向きが逆になるとは限らず、重なった事例もある
2022年9月掲載の続報では、相談者は本体の反転はなかったと考えています。
8月20日掲載分と同じ、本体と補助チップ(本体につなぐ部品)が重なり、病院で取り出した事例です。
相談者は、病院のカメラ映像で、チップの先端がほぼ平行に見えたことを理由に挙げています。
医師への直接確認はできていませんが、岡田さんも反転ではなかったとの見方を採っています。
続報には、その後もチップが重なって取り出せなくなり、後に取り出せたという報告もあります。
岡田さんは、無理な出し入れによる損傷に注意を促しています。
(出典:ok-lab's diary 2022年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/20/122920
(出典:ok-lab's diary 2022年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/17/123057
向きが逆になる不安は接続距離0mmでも残った
2023年1月掲載分では、接続距離0mmの本体とスクリュー型補助部品について報告されています。
相談者は取り出せなくなり、痛みと出血が生じ、病院を予約したと伝えています。
受診予定より前に取り出せましたが、その後2日ほど高熱が出たとのことです。
回復後は、反転への不安から補助部品を外していると報告しています。
岡田さんは、重なりではなく、補助部品が直角近くに立って詰まった可能性を挙げています。
糸が間に絡んだ可能性も考え、絡まりにくい接続を代案としています。
(出典:ok-lab's diary 2023年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/07/123115
尿道内でチップが回転することへのメーカーの答え・対策
メーカーは形状や接続の変更を試していますが、糸でつなぐ構造の限界も述べています。
尿道内でチップが回転するため接続を見直した
2019年10月掲載の陶器二連の試作では、回転しやすさが課題になっています。
岡田さんは、ナイロン糸(接続や取り出しに使う糸)では軸に沿ってねじれやすいと書いています。
糸を太くしたり増やしたりして形を保っても、湾曲した本体は回転すると収まりが悪いとのことです。
試作は、より太いステンレスワイヤーを二本使う接続へ戻しています。
岡田さんは、よく曲がる二連より、角度を調節できるロングチップに近いと説明しています。
この時点では試験中であり、引き続き確認すると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/10/19/125859
向きが逆になる力を考え、両端の糸は勧めなかった
2021年6月掲載分では、チップの両端に糸を付ける案への設計者の回答が紹介されています。
両端に穴を設け、糸の輪の途中に本体を置く構造自体は可能としています。
ただし、手前側の糸が切れた場合には、もう一方が残っても取り出しにくいと考えています。
奥側から力がかかることで、尿道内で縦方向に回転させる力が生じるという説明です。
作れる構造であることと、利用を勧められることを分けた回答で、使用結果の記載はありません。
設計者は、この理由から推奨できず、販売も難しいと案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2021年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/26/125926
尿道内でチップが回転する問題に固定を提案した
2022年7月掲載分では、チューブと固定部品の組み合わせが取り上げられています。
岡田さんは、ユニコーン・ゲートキーパー(チューブの固定部品)による回転対策を述べています。
ファック接続チューブとの組み合わせでは、固定部品とチューブが強くつながるとの説明です。
岡田さんは、当時の研究所の製品では、この組み合わせが理論上の回転防止構造だと書いています。
同月の試用報告では角度が変わりにくいとする一方、チューブの外から尿が漏れたとも述べています。
岡田さんは、適した本体の組み合わせは体の大きさなどで異なるため、参考にはならないとしています。
(出典:ok-lab's diary 2022年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/07/30/122933
向きが逆になる対策案にも膀胱落ちの懸念は残った

2024年4月掲載分では、形状記憶ワイヤー(弾力のある接続用線材)を使う二連が紹介されています。
岡田さんは、折れにくい接続と全体の長さによって、尿道内の回転を避けられると考えています。
この構造は、ヤジロベエ方式(二連の中央寄りに糸を付ける構造)として提案されています。
一方、全体が膀胱に入った場合には、その糸では取り出しにくいとも書いています。
回転しにくいというメーカーの見立てと、別の取り出しにくさが同じ段落で述べられています。
岡田さんは、この方式を勧めるとともに、不明点は研究所への問い合わせを案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2024年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/27/122924
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。
尿道内でチップが回転する報告と対策は時期でこう変わった

| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2018年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180310/1520672565) | 反転を想定し、二連の先頭を30mm以上へ変更。 |
| [2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161) | 特注56mmでも逆向きに出たとの報告。 |
| [2019年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/10/19/125859) | 二連の試作を太い二本ワイヤー接続へ戻した。 |
| [2021年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/26/125926) | 両端の糸は切断時の回転を懸念し、非推奨。 |
| [2022年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/07/30/122933) | 固定部品とチューブを回転対策として提示。 |
| [2022年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/27/123001) | 37mmの本体が反転し、病院で取り出した。 |
| [2022年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/17/123057) | 別の病院事例は、続報で反転ではないとの見方。 |
| [2023年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/07/123115) | 接続距離0mmでも取り出せなくなったと報告。 |
| [2023年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/27/122912) | 直売分は接続部に反発材を挟む仕様と回答。 |
| [2024年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/27/122924) | 折れにくいワイヤー接続を提案し、別の懸念も説明。 |
各対策の現行仕様:日誌には今の記載なし
尿道内でチップが回転することに関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧では、2018年5月の回転相談に登場したガラス素材の商品を確認できます。
この話に出てきた商品
| 現行商品 | 税込価格 | この話との関係 |
|---|---|---|
| OKプロステートチップ ガラス素材1チップタイプ | 3300円 | 2018年5月掲載の、半回転後に糸の長さ変更を求めた相談に登場します。 |
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161
日誌がすすめた商品
日誌にすすめはありません。
本文の特注品、試作の二連、組み合わせ仕様については、現行一覧で対応する商品を確認できません。
尿道内でチップが回転することのよくある不安
日誌の回答では、大きさや補助部品の有無だけで一律に解決するとはされていません。
「尿道内でチップが回転するなら大型?」
2019年11月掲載の相談では、短いSSサイズがねじれるため、大きなサイズへの意見を求めています。
岡田さんは、短くカーブも少ない形なので回転しやすいのではないかと答えています。
より長い形は回転しにくいとの見方も述べていますが、どの大きさがよいかは決めていません。
同じ段落には、長い商品を購入しても入らなかったという報告への注意もあります。
この相談者が買い替えた後の結果の記載はありません。
岡田さんは、大きめの商品について、一律によいものは答えられないと案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/11/30/164020
「向きが逆になるのは二連だけ?」
2023年5月掲載の相談では、補助部品なしの単体でも取り出せなくなるのかと尋ねています。
スタッフは、長いチップが膀胱内で回転し、単体で糸が絡む場合もあると答えています。
同時に、直売分では反発材(中折れ対策として接続部に挟む材料)を使う仕様だと説明しています。
スタッフは糸絡みと膀胱への落ち込みが相反すると説明し、岡田さんは統計がないとしています。
相談者が最終的に選んだ仕様と、使用後の結果の記載はありません。
岡田さんは、糸の接続では絡まり得るとして、糸を使わない単体器具も代案に挙げています。
(出典:ok-lab's diary 2023年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/27/122912
「向きが逆になると進めない?」
2025年4月掲載の相談では、初めて購入したチップが横向きや逆向きになると伝えています。
相談者は、向きの変化に加え、同時購入した落ち込み防止部品も進みにくさに影響するのかと尋ねています。
岡田さんは、途中の向きだけを問題とせず、尿道のカーブとの関係を挙げています。
また、落ち込み防止部品の有無が入りにくさに大きく関わる可能性も述べています。
その後に目的の位置まで置けたかについて、結果の記載はありません。
体の異常も心配していた相談者に対し、岡田さんは泌尿器科への相談を案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2025年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/04/26/122909
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で知りたい | 回転や重なりで取り出せなくなった報告があり、メーカーは接続などを見直しています。 |
| 言葉の意味 | 本体の回転と、補助部品の重なりは、日誌でも区別して扱われています。 |
| 何が起きるのか | 反転が医師から説明された事故と、続報で反転ではないとされた事故を分けて紹介しています。 |
| メーカーの対策 | 長さ、糸、ワイヤー、固定部品を見直す提案と、それぞれの限界が書かれています。 |
| 時期による変化 | 2018年の長さ変更から、2024年のワイヤー接続まで試作と回答が続いています。 |
| 商品と値段 | 現行一覧のガラス素材1チップタイプは税込3300円で、回転相談に登場した商品です。 |
| よくある不安 | 大きさだけの一律の答えはなく、単体でも膀胱内の回転による糸絡みが報告されています。 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。