このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「糸穴と絶対に抜けない結び方」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
一言で言うと
糸外れ対策後も樹脂剥がれは残りました。
首絞め方式(引く力で輪が締まる接続)が採用されました。
現行一覧には二本糸関連品があります。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 糸穴 | チップ内部に糸を収めるための穴です。 |
| 首絞め方式 | 引かれると輪が締まる糸接続です。 |
| 二本糸 | 二本分の糸を備えて破断に備える仕様です。 |
| 洞窟状の糸穴(内部で複雑に曲がる穴構造) | 糸の逆戻りを抑える内部構造です。 |
| ニチノール糸(形状記憶合金ワイヤー) | 2025年に接続糸へ加わった素材です。 |
| 括約筋(尿道の開閉に関わる筋肉) | 糸や接続部の負担が問題になった部分です。 |
何が起きるのか:糸穴と結び方で起きたこと
結び方は素材ごとに変わり、外れにくさとは別の弱点も残りました。
糸穴を足す案でも連続使用で異常が出た
2018年5月掲載の相談では、チップ端に糸穴を設ける案が届きました。
相談者は糸を結び、樹脂を重ねる考えを示しました。
岡田さんは、穴や輪を使った試作では数日の連続使用後に異常が出たと書いています。
この相談案を採用した結果の記載はありません。
岡田さんは、括約筋の繊細さは予想以上だったと注意しています。
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180513/1526181573
首絞め方式でも樹脂剥がれの課題は残った

2018年5月掲載の相談では、ガラスから樹脂が浮いたとの連絡が届きました。
相談者は、糸を引いたときに隙間が見えることを心配しました。
岡田さんは、首絞め方式で完全な糸外れは解決したと考えていました。
一方、樹脂が剥がれる問題は未解決と書いています。
研究所は、この製品について不良返品による返金を案内しました。
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380
陶器の糸穴は結び目を内部で固定した
2020年8月掲載の相談では、陶器の糸が接着だけか質問されました。
岡田さんは、焼成に使う穴へ糸を通し、結んでいると答えています。
結び目は樹脂で固められ、分解時にも穴内の糸を取り出せなかったとのことです。
ただし、ナイロン糸は傷が付くと切れる可能性も示されています。
岡田さんは、不安への対策として二本糸を挙げています。
(出典:ok-lab's diary 2020年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/01/124144
洞窟状の糸穴は接着剤なしで糸を止めた

2021年6月掲載の日誌では、チタン用の新構造が公開されました。
終端部の厚み3mm、幅6mmほどの内部に糸穴が収まります。
岡田さんによると、収まった糸は押しても引いても動きません。
一本が切れても、残る一本で固定できる設計とのことです。
掲載時点で完成していたのはショートチップの試作でした。
岡田さんは、消耗する糸には交換が必要と書いています。
(出典:ok-lab's diary 2021年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849
ステンレスの糸穴は複雑さで通しにくかった
2023年7月掲載の日誌では、ステンレスチップの販売が始まりました。
ところが、糸をうまく通せない個体も確認されたとのことです。
内部は糸の逆戻りを抑える複雑なカーブ形状でした。
研究所は、完成確認後に注文成立とする暫定販売を採用しました。
岡田さんは、4本糸も安全対策の選択肢と書いています。
(出典:ok-lab's diary 2023年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632
二本糸でもニチノール糸の同時破断は残った
2025年8月掲載の日誌では、ニチノール糸の提供開始が示されました。
対象はブルーチップ、ステンレスチップ、陶器チップでした。
岡田さんは、ナイロン糸との耐久性は簡単に比較できないと書いています。
二本とも同時に切れないという保証はないとのことです。
破断が不安な場合は、利用をしばらく見送る案内も示されています。
(出典:ok-lab's diary 2025年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/09/122924
糸穴と絶対に抜けない結び方へのメーカーの答え・対策
岡田さんの対策は、結び、樹脂、複数の糸穴を組み合わせる方向へ進みました。
首絞め方式は結びと樹脂の弱点を補った

2018年5月掲載の日誌では、結びと接着を併用する案が寄せられました。
岡田さんは、その考えを首絞め方式へ発展させています。
試験では糸が1mmほど滑った後に締まり、抜けなかったとのことです。
掲載時点で、一部の製品にはこの接続が採用されていました。
岡田さんは、結びと樹脂が互いの弱点を補うと書いています。
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180519/1526708081
首絞め方式に樹脂で縛る対策が加わった
2018年6月掲載の日誌では、樹脂剥がれへの追加対策が説明されました。
接着後、別の樹脂紐でガラスへ縛る構造です。
一件の破壊試験では、樹脂の大半が剥がれても糸は外れませんでした。
最終的には、糸のループを切って取り外したとのことです。
岡田さんは、手作り品なので絶対安全とはいえないと注意しています。
(出典:ok-lab's diary 2018年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180616/1529136608
二本糸は一方が切れた場合への備えになった
2020年8月掲載の日誌では、二本糸サービスが紹介されました。
特注の希望から始まり、注文の1割程度が希望していたとのことです。
岡田さんは、ナイロン糸自体には切れる可能性があると書いています。
二本にすると安全性が大きく増すというのが岡田さんの見解です。
糸への不安がある場合の選択肢として二本糸が案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2020年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/01/124144
二本糸は異なる素材の組み合わせも試された

2025年8月掲載の日誌では、陶器用の混合二本糸が試されました。
主糸はナイロン糸、補助糸は0.1mmのニチノール糸です。
岡田さんは、属性の違う糸は切れる要因も異なると考えています。
掲載時点では、別々接続を受けていたのはウミウシ4のみでした。
岡田さんは、陶器用の新しい安心策としてこの構成を示しています。
(出典:ok-lab's diary 2025年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/30/122943
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。
糸穴と二本糸は時期でこう変わった
| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180513/1526181573) | 穴や輪の試作で連続使用後に異常 |
| [2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180519/1526708081) | 首絞め方式を一部製品へ採用 |
| [2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380) | 出荷品をループ式へ変更 |
| [2018年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180616/1529136608) | 樹脂で縛る剥がれ対策を追加 |
| [2020年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/01/124144) | 二本糸サービスを開始 |
| [2021年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849) | 複雑な糸穴構造を特許申請 |
| [2023年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632) | ステンレス品を暫定販売 |
| [2025年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/12/122911) | 糸穴構造が特許査定 |
| [2025年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/09/122924) | ニチノール糸仕様の提供開始 |
| [2026年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/08/29/122931) | セーフティーは両方向通しに対応 |
糸穴と二本糸に関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧にはナイロン糸と二本糸用セーフティチップが掲載されています。
| 現行商品 | 今の税込価格 | 糸穴との関係 |
|---|---|---|
| ナイロン糸追加(オプション) | 税込1100円 | ナイロン糸の追加品 |
| 両端ループナイロン糸 | 税込550円 | 両端がループの糸 |
| 二本糸用セーフティチップ(生体適合樹脂)単体 | 税込1650円 | 二本糸用の単体品 |
| 二本糸用セーフティチップ(生体適合樹脂)接続オプション込み | 税込2200円 | 接続オプション込み |
| 二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)単体 | 税込1750円 | 第二世代の単体品 |
| 二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込み | 税込2300円 | 第二世代の接続込み品 |
ナイロン糸追加(オプション)の値段は公式サイトで確認できます。

両端ループナイロン糸の値段は公式サイトで確認できます。

第二世代の接続オプション込み品は公式サイトで確認できます。

2025年8月掲載のニチノール糸接続仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
同月掲載の混合二本糸も、現行一覧で対応する商品を確認できません。
糸穴と二本糸のよくある不安
相談では、接着だけなのか、糸の構成や交換はどうなるのかが問われています。
「陶器の糸穴は接着だけですか?」
2020年8月掲載の相談では、陶器の糸接続について質問されました。
相談者は、終端の糸が接着だけで固定されていないかを心配しました。
岡田さんは、陶器の穴へ糸を通し、結んだ状態で樹脂固定すると答えています。
一方で、傷によるナイロン糸の破断可能性は残るとのことです。
岡田さんは、不安への備えとして二本糸を案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2020年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/01/124144
「二本糸は一本物ですか?」
2021年9月掲載の相談では、二本糸の構成と交換可否が質問されました。
岡田さんは、一本の糸の中間に結び目を作る構造と答えています。
結び目が一定区間に閉じ込められ、両方向へ進まないとのことです。
片側が切れても、残る側まで連動して抜けないという説明でした。
岡田さんは、糸の交換には少しのコツが必要と書いています。
(出典:ok-lab's diary 2021年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/11/125735
「糸穴の樹脂が浮いても平気?」
2018年5月掲載の相談では、糸接続部の樹脂が浮いていました。
相談者は、その状態で糸が外れないか質問しています。
岡田さんは、完全な糸外れはループ式で解決したと考えていました。
しかし、その時点では樹脂剥がれの対策は未完成でした。
研究所は、該当品について不良返品による返金を案内しました。
(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 接続改良は進みましたが、絶対保証はありません。 |
| 読む前に知っておきたい言葉 | 首絞め方式、二本糸、洞窟状の糸穴があります。 |
| 糸穴で何が起きるのか | 糸外れ、樹脂剥がれ、通しにくさが課題でした。 |
| メーカーの答え・対策 | 結び、樹脂、複数の糸を組み合わせました。 |
| 時期による変化 | 2018年のループ式から特許構造へ進みました。 |
| 関係する商品と値段 | 現行一覧に税込550円からの関連品があります。 |
| よくある不安 | 陶器の固定方法、糸の構成、樹脂剥がれです。 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。