折れない加工でも破損は起こる|折れても分離しにくい設計へ【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「折れない加工と壊れ方の設計」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

一言で言うと

折れない加工でも、素材の破損は起こり得ます。

破断後も部品をつなぐ設計へ変わりました。

加工自体は現行商品一覧で確認できません。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
折れない加工破損を皆無にする保証ではなく、破断後にも備える補強です。
ニチノールワイヤー(形状記憶ワイヤー)曲げても元の形へ戻ろうとする金属線です。
エポキシ樹脂(硬化する接着用樹脂)固まると硬くなりますが、脆さもある素材です。
塑性変形(元に戻らない曲げ)ワイヤーに曲げ癖を残す変形です。
二重化(同じ役割を重ねる設計)一本が破断しても、残る一本で支える考えです。
シリコーンチューブ(柔らかい保護管)内部のワイヤーや破断部を覆う管です。

何が起きるのか:折れない加工でも残る破損と分離

折れない加工は破損を消す技術ではなく、壊れる場所と破断後の状態を整える設計です。

折れない加工は弱点を限定して始まった

樹脂で保護したガラス製チップの初期設計
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171025/1508901076」より引用(樹脂で保護したガラス製チップの初期設計)

2017年10月掲載の日誌では、ガラス製チップの折損が課題でした。
岡田さんは、ガラスに絶対はないと書いています。

弱い部分を意図して設け、破断箇所を集中させる考えでした。
細い部分は樹脂コーティングで覆う設計でした。

目的は、折れた瞬間に皮膚を守ることだと説明しています。
折れた状態での継続使用は無理だと書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2017年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171025/1508901076

折れない加工の補強は別の危険も増やす

2018年5月掲載の日誌では、糸の接着を強める追加加工が示されました。
掲載時点の追加料金は税抜き1000円でした。

岡田さんは、糸が外れることにも安全上の意味があると見ています。
強化した糸は、膀胱損傷の危険を増す可能性もあるとの見解です。

瞬間接着剤の採用にも、新しいリスクが考えられるとしています。
当時は納期延長とメールでの依頼が案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180513/1526181573

折れない加工でも最弱部が製品寿命になる

2022年8月掲載の日誌では、ワイヤー入り構造が試されました。
外径3mm、内径2mmのシリコーンチューブが使われています。

内部には直径0.3mmのステンレスワイヤーを二重に通した構成です。
岡田さんは、内部のワイヤーもいつか折れると書いています。

先に弱いワイヤーが破断した時点を、製品寿命とする説明でした。
破断時を寿命と考えるよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2022年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/06/123150

折れない加工はチップレス破断後に方針を変えた

2025年3月掲載の相談では、L字部からワイヤーが出たと報告されました。
相談者は約2時間の留置後に気づき、修理か交換を望みました。

痛みや出血は気にならなかったと伝えています。
研究所は、原因未解明のため、間もない品は返金すると答えました。

日誌では、これが4人目の破断報告だとされています。
一本の破断時点で廃棄する二重化へ移ると案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2025年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/03/08/123016

折れない加工は陶器片の分離防止を狙う

2025年6月掲載の日誌で、過去の体内破損が振り返られました。
陶器製の先端部が膀胱に残り、医師が取り出したとのことです。

岡田さんは、気づかないひび割れがあった可能性を考えています。
ゴムだけの案は根本対策にならないとして、一日で中止しました。

形状記憶ワイヤーと樹脂で、割れた陶器をつなぐ案へ進みました。
陶器である以上、割れないとは言えないと書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2025年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/07/122954

折れない加工は塑性変形を避ける設計へ進んだ

2025年8月掲載の相談では、花びらループが約2週間で破損しました。
修理品を受け取った後、別の部品も外れたと続報が届きました。

相談者は、内部ワイヤーが引っかかり、粘膜が切れたと伝えました。
岡田さんは、塑性変形部の曲げ伸ばしを原因と見ています。

その後、直線ワイヤーのまま支える設計案へ変更しました。
当時は破損品を補修する方針も案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2025年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/30/122943

折れない加工はナイロン糸でも破断後を支える

2025年11月掲載の日誌では、ニチノール糸の試作が続きました。
短い区間に無理な力が加わると、破断し得るとの見方です。

対策案では、ニチノール糸にナイロン糸を添えています。
破断後もナイロン糸で全体をつなぐ考えでした。

破断部は樹脂の隙間に収まり、皮膚に触れない想定です。
岡田さんは、さらに検証が必要だと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2025年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/22/122910

アップルエイリアンの折れない加工は樹脂だけを破断させる

2025年12月掲載の日誌では、細く長い試作案が示されました。
直線のニチノールワイヤーを芯にする構造です。

硬化したエポキシ樹脂には、曲げにくい性質があります。
曲がる部分は、樹脂の破断を前提にした構造でした。

芯のワイヤーは残り、チューブが樹脂の尖りを覆う考えです。
普通には折れないという意味で、絶対ではないと説明されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/12/27/122915


折れない加工へのメーカーの答え・対策

岡田さんの答えは、壊れない保証ではなく、分離と露出を抑える多層設計です。

折れない加工は破断より分離を防ぐ

陶器の両側をワイヤーで支える補強試作
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/07/122954」より引用(陶器の両側をワイヤーで支える補強試作)

2025年6月掲載の日誌では、陶器の両側をワイヤーで支えています。
外側はエポキシ樹脂で覆う考えでした。

破壊テストでは、高さ1メートルからの落下で破損しませんでした。
高さ1.5メートルでは、ロングだけ小片が飛びました。

掲載時点の補強費用は税抜きで、通常の陶器チップ価格+2000円でした。
折れない加工後も陶器は割れ得ると書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2025年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/07/122954

折れない加工は二重ワイヤーで機能を残す

2025年3月掲載の日誌では、破断しない保証をやめています。
メーカーによる曲げ加工品でも、扱いで折れ得るとの判断です。

そこで二本のワイヤーを使う二重化が提案されました。
一本が折れても、残る一本で形を保つ考えです。

同時破断の可能性は低いと岡田さんは見ています。
一本が破断した時点で廃棄する方針が案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2025年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/03/08/123016

折れない加工は四重構造の試作にも進んだ

2026年2月掲載の日誌では、未来の試作が示されました。
二本のナイロン糸と二本のニチノールワイヤーを使う構想です。

陶器用では、直径0.3mmのワイヤーが二本使われました。
直径0.24mmのナイロン糸も二本使われています。

割れても構造全体の形を保つことを狙った試作です。
現時点での販売は予定していないと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2026年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/28/122912

折れない加工はゴムと樹脂を併用する

2026年6月掲載の回答では、補強仕様の変更が説明されました。
ある時期から、樹脂とゴムを併用しているとのことです。

シンプルな形では、ワイヤーが陶器に沿いやすい構造です。
ツイスト形状では、部分的に浮き上がる箇所が生じます。

ゴムが露出する場合も、接着は保つとの認識が示されました。
状態を確認し、支障があれば補修すると案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/20/122903

ウミウシ5は折れない加工を標準にした

2026年1月掲載の日誌では、ウミウシ5の接続が見直されました。
従来は破損報告を受け、曲がりを45度程度に抑えていました。

新仕様では、内部をニチノールワイヤーへ変更しています。
折れない加工を標準仕様にするとの説明です。

掲載時点の追加費用は税抜きで、二つのチップ価格+4000円でした。
希望しない場合の仕様も、当時は案内されました。

(出典:ok-lab's diary 2026年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/01/31/122917

血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。


折れない加工は時期でこう変わった

ニチノール糸とナイロン糸を重ねた関節試作
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/22/122910」より引用(ニチノール糸とナイロン糸を重ねた関節試作)
時期(掲載年月)そのころの状態
[2017年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171025/1508901076)弱点集中と樹脂被覆の考えを採用
[2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180513/1526181573)糸の補強を税抜き1000円で追加
[2022年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/06/123150)ワイヤー破断時を製品寿命と説明
[2023年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/04/29/123107)ワイド板で狭い箇所を減らした
[2025年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/03/08/123016)折れない保証から二重化へ転換
[2025年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/07/122954)陶器補強を通常価格+2000円に設定
[2025年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/30/122943)塑性変形を避ける花びらへ変更
[2025年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/22/122910)ナイロン糸を添える関節を試作
[2026年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/01/31/122917)ウミウシ5で標準仕様に変更
[2026年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/20/122903)樹脂とゴムの併用補強へ変更済み

折れない加工に関係するOKプロステートチップの商品と値段

折れない加工に関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行商品一覧で確認できるのは、加工を希望した事例のベース商品です。

確認対象は、折れない加工そのものです。
現行一覧で対応する商品を確認できません。

現行商品税込価格材料との関係
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ税込4400円2026年5月掲載の加工希望
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト税込5500円2026年6月掲載の破損相談
OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイスト税込7700円2026年5月掲載の加工希望
OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイスト税込6600円2026年6月掲載の加工希望
OKプロステートチップ セミロングタイプ(第二世代生体適合樹脂)税込6050円2026年4月掲載の加工希望

表の現行商品の価格は公式サイトで確認できます。

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ
※OKプロステートチップのバリエーション案内と全般的な商品概要はこちらのページを御覧ください http://ok-lab.net/article/169 本商品はOKプロステートチップの ・陶器素材 ・1チップセミロングタイプ バージョンで…
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ(商品ID 82)

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト
OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト
※OKプロステートチップのバリエーション案内と全般的な商品概要はこちらのページを御覧ください http://ok-lab.net/article/169 本商品はOKプロステートチップの ・陶器素材 ・1チップセミロングタイプ ・コブラツイ…
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイストを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ コブラツイスト(商品ID 103)

OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイスト
OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイスト
※OKプロステートチップのバリエーション案内と全般的な商品概要はこちらのページを御覧ください http://ok-lab.net/article/169 ※本商品は上級者向けです。
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイストを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ 陶器素材ロングタイプ 4点ツイスト(商品ID 105)

OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイスト
OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイスト
※OKプロステートチップのバリエーション案内と全般的な商品概要はこちらのページを御覧ください http://ok-lab.net/article/169 ※本商品は上級者向けです。
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイストを公式サイトで見る ▶OKプロステートチップ 陶器素材覚醒タイプ コブラツイスト(商品ID 104)

今は無いものとして日誌が明記したのは、糸でつないだ旧ガラス二連方式です。
2026年1月掲載の日誌では、糸絡みを理由に販売中止と書かれています。

現行一覧には、OKプロステートチップ ガラス素材2連結タイプがあります。
旧方式との同一性は日誌に説明なしです。

対象はアップルエイリアンとチップレスチップです。
現行一覧で対応する商品を確認できません。


折れない加工のよくある不安

折れない加工のよくある不安

日誌の実際の質問では、破損前の強度と破損後の対応が中心です。

「折れない加工でも大穴の板は折れる?」

2023年4月掲載の相談では、ワイドホール版の強度が問われました。
相談者は交換を考え、大穴で折れる恐れがないか尋ねました。

岡田さんは、エポキシ樹脂は強い力で折れ得ると答えました。
ワイド版は中央部も広く、初期版の狭い穴間が弱いとの見方です。

回答後の交換結果の記載はありません。
予想外の力では折れる可能性があると書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2023年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/04/29/123107

「折れない加工でも細い部分は折れる?」

2024年6月掲載の相談では、細い部分の強度が問われました。
相談者は不安から依頼をためらい、岡田さんの見解を求めました。

岡田さんは、経験と感覚による回答だと断っています。
両端を拘束すると折れやすいとの見方です。

片側接続では、力が集中しにくいと考えています。
エポキシのひび割れ時は使用中止と案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2024年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/06/15/123132

「折れない加工と破断品の交換対応は?」

2025年3月掲載の相談者は、破断品の修理か交換を望みました。
L字部からワイヤーが出た状態を確認したためです。

研究所は、原因が分からず、再作成でも解決しないと答えました。
送付から間もない品は、返金処理をすると案内しています。

同じ相談の中で、二重ワイヤーへの方針転換が示されました。
一本が破断した時点で廃棄する考えが案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/03/08/123016

「折れない加工の露出は問題ない?」

2026年6月掲載の相談では、使用後にエポキシの剥がれが見つかりました。
相談者は2回使用し、内部の接着剤やワイヤーも確認しました。

そのまま使えるか、初期不良として交換できるかを尋ねています。
研究所は、説明だけでは支障の有無を判断できないと答えました。

その後の検品結果は記載されていません。
研究所は送付確認後、支障があれば補修すると案内しました。

(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/20/122903


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと折れない加工でも、素材は破損し得ます。
言葉の意味二重化は、破断後も残る部材で支える設計です。
何が起きるのかガラス、陶器、ワイヤー、樹脂に別々の壊れ方があります。
メーカーの答え・対策分離防止、被覆、二重化、多層化へ進みました。
時期による変化2017年の弱点設計から、2026年の併用補強へ進みました。
商品と値段ベース商品は現行ですが、加工自体は一覧で確認できません。
よくある不安強度、交換、樹脂の露出について回答されています。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。