このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「電極の極の組み合わせと安全」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
この記事は、電気を使う器具の組み合わせと安全について、メーカーの考えや対応の変化をまとめたものです。
刺激の感じ方や痛みの報告、コードの強度への不安、安全性を確認した試験結果の記載がないことが分かります。
※このページは販売元・製造元とは関係のない個人の読書メモです。記載は元記事の時点の情報で、正確さや安全性を保証しません。医療機器ではなく、健康上の判断は医師にご相談ください。最新情報は公式サイトでご確認ください。広告を含みます。
一言で言うと
一穴二極(同じ粘膜内に二極)では刺激の変化が報告されています。
一穴一極(同じ粘膜内に一極)はメーカーの原則です。
二極直列・並列(製品の構成名)の製作が2026年2月に登場します。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 電極(電気刺激を伝える接点) | 電気刺激を伝えるための接点です。日誌にはチップへの追加や、金属製チップ自体を接点にした構成が登場します。 |
| 一穴二極 | 同じ粘膜の内側に二極を置く構成です。その部位への電気刺激を求めた特注で登場します。 |
| 一穴一極 | 同じ粘膜の内側には一極とする考え方です。岡田さんが安全への配慮として掲げた原則です。 |
| 人体内部抵抗500Ω(体内の電気の流れにくさ) | 体内の電気の流れにくさとして日誌が挙げた値です。岡田さんは安全への配慮から極の間に確保したいと説明しています。 |
| 低周波治療器(電極へ電気を供給する機器) | 電極へ電気を供給する機器です。日誌では電極チップへの通電に使う接続先として登場します。 |
| パッド(皮膚用の電極) | 治療器に付属する皮膚用の電極です。皮膚側から通電するために使うものとして登場します。 |
| 短絡(ショート) | 電極間がショートすることです。用途ではなく、電流や刺激への影響を心配した状態を指します。 |
| 絶縁(電極同士の通電を隔てる構造) | 電極同士の通電を隔てる構造です。日誌では金属チップを別々の二極にするために必要と説明されています。 |
| コンデンサー(直流を通さない部品) | 直流を通さない部品として日誌が説明しています。パッドにも同様の働きがあるという安全上の考察に登場します。 |
| 撚り糸ケーブル(ナイロン糸と電線を組み合わせたもの) | ナイロン糸と電線を組み合わせたケーブルです。通電と強度を両立させる目的で提案されています。 |
| スナップボタン(ボタン式の端子) | ボタン式の接続部分です。治療器とチップをつなぐために使われています。 |
| 平行コード(電線が二本並ぶコード) | 電線が二本並ぶコードです。日誌では通電のほか、一本のコードに代わる強度対策にも使われています。 |
| 二極直列・並列 | 2026年2月に紹介された電極製品の構成名です。刺激用の製品ですが、電気回路としての定義は日誌に説明なし。 |
何が起きるのか:電極の極の組み合わせと安全は構成で話が変わる
OKプロステートチップは、尿道に留めて前立腺を刺激するための器具です。
電極付きの仕様では、チップに設けた電極から電気刺激を伝えることを目的としています。
日誌には、尿道用と直腸用のチップや、体外の皮膚用パッドが登場します。
電極の極の組み合わせと安全については、極の配置だけでなく、接続先やコードの強度も話題になっています。
一穴二極では水分による電流の変化を懸念
2018年12月掲載の依頼は、お尻チップの中に二極を設けるものでした。
岡田さんは、腸内の水分によって電流量が変わる可能性を挙げています。
さらに、水分の状態によって短絡する懸念も書いています。
そのうえで、極を別の場所に分ける案を提案しています。
ただし、低周波治療器との適合は研究所では判断できないとしています。
当時は、治療器の使用経験がない人からの依頼は受けないとも案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2018年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181208/1544250742
一穴二極の試作では短絡への見方が違った
2019年2月掲載の相談では、刺激の感じ方を変えるため、電極付きチップの特注が求められました。
岡田さんは、近い電極が尿で短絡し、治療器が停止する可能性を心配しています。
相談者は、手持ちの機器では電極同士が触れても停止せず、刺激が消えると答えています。
その後、岡田さんは形状を調整して製作を進めました。
岡田さん自身の試験は、通電せずに器具の物理的な負担をみたものです。
当時の岡田さんは、本人による通電試験はできないと断っています。
(出典:ok-lab's diary 2019年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/02/23/142754
一穴二極の加工費は製法変更で下がった
2019年3月掲載の日誌では、電極加工の方法と料金が変わりました。
1チップ2極の加工費は、税抜き8000円から5000円への変更です。
1チップ1極も、税抜き5000円から3000円へ変更されています。
岡田さんは、製造時の作業が楽になるための値下げだと説明しています。
電極の働きはほぼ変わらない一方、外観は少し悪くなると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2019年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/16/165528
一穴二極への変更後も痛みの報告がある

2019年5月4日掲載の相談では、パッド側だけ刺激を感じるため、試作品の分割が求められました。
同じ相談者から、コード付きチップを入れる際の出血も報告されています。
岡田さんは、分割するより尿道用を追加するほうが簡単だとして、もう一つ製作しました。
同月25日掲載の続報では、一穴二極で刺激を感じたものの、強さによって痛みに変わったと報告されています。
岡田さんは、この報告について一穴二極のほうがよさそうだと書いています。
5月4日の記事では、報告に不安を感じた注文者のキャンセルにも応じると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/04/162111
(出典:ok-lab's diary 2019年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/25/144939
一穴二極の受注にはコードの強度も関わった
2022年5月掲載の相談は、お尻チップを二極にする特注でした。
岡田さんは、各チップを一極にする旧構成は取りやめたと説明しています。
一本のコードでは細すぎ、強度を心配していたとのことです。
この依頼には、1チップ2極なら製作を受けられそうだと答え、見積もりを示しています。
以前にも同じ強度上の理由で別の依頼を断っていたため、今回の条件を補足したと書いています。
(出典:ok-lab's diary 2022年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/05/07/123013
一穴二極の金属製品には絶縁が必要と説明
2023年9月掲載の日誌では、ステンレスチップを組み合わせた二極仕様が紹介されました。
岡田さんは、二極とも直接通電するため、刺激が強いものになるのではと考えています。
同年11月掲載の別の相談では、通電を目的とせず、厚みを増やす製作が求められました。
岡田さんは、その依頼を電極仕様とは区別して受けています。
二極の電極にする場合は、金属の間に樹脂による絶縁が必要だと説明しています。
9月の記事では、刺激が厳しい場合にパッドを含む構成へ変える案も書かれています。
(出典:ok-lab's diary 2023年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/09/02/122918
(出典:ok-lab's diary 2023年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/11/11/122638
一穴二極の細いケーブルには断線を懸念
2024年7月20日掲載の相談は、樹脂電極への撚り糸ケーブルとスナップボタンの追加でした。
研究所のスタッフは、細いケーブルの断線や端子部分の強度を心配しています。
相談者は、補強を加えた場合の強度を確かめたいと返答しています。
岡田さんは、製作後の計測で電気的な接続を確認できたと書いています。
使用後の耐久性について、結果の記載はありません。
スタッフからは、端子を分離した形には強度上の不安があると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2024年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/07/20/123059
電極の極の組み合わせと安全は接続仕様も変化
2024年12月掲載の相談では、一極のステンレス電極に位置を保つ構造を付けたいと求められました。
研究所は、経験のない構成でしたが、製作を引き受けています。
岡田さんは、ステンレスと平行コードの通電接続を試み、強固に接続できたと書いています。
これを受け、撚り糸ケーブルに限っていた対応を平行コードにも広げるとしています。
通電を確保する加工には、通常の接続とは別の費用がかかるとのことです。
正式な価格は、依頼内容ごとにスタッフが見積もると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2024年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/07/122832
二極直列・並列に撚り糸仕様の製作が登場
2026年2月掲載の日誌では、二極直列・並列を撚り糸仕様にする依頼が紹介されています。
通常は平行コードを使う二連結にも、撚り糸ケーブルを接続したとのことです。
完成品の写真と、チューブによる被覆を含む見積もりが紹介されています。
使用後の安全性や耐久性について、結果の記載はありません。
岡田さんは、通常と異なる接続の製作は難しい作業だったと書いています。
(出典:ok-lab's diary 2026年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/07/122919
電極の極の組み合わせと安全へのメーカーの答え・対策
一穴一極は安全を意図したメーカーの原則ですが、その後の対応には例外や変更があります。
人体内部抵抗500Ωは原則を選んだ理由
2019年4月13日掲載の日誌で、岡田さんは一穴一極を原則としました。
粘膜表面への電流の集中を避けたいという考えを紹介しています。
さらに、極の間に人体内部抵抗500Ωを確保したいと書いています。
これは、治療器の故障や誤動作も念頭に置いたメーカーの考えです。
すべての組み合わせの安全性を確認した試験結果は、材料に記載なし。
当時の注文は、一穴一極の条件に限って受けると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/13/150233
一穴二極への意見を受け原則の前提を説明
2019年4月20日掲載の日誌には、別の組織をまたぐ通電に反対する意見が寄せられています。
相談者は、不快感や刺激の感じ方について、個人的な経験から異なる考えを示しました。
岡田さんは、極の制御まで含む製品を完成させる能力はないと答えています。
そのうえで、一穴一極は市販の機器を流用する前提での妥協案だと説明しています。
より高度な電極製品を提供できる自信もないと書いています。
希望する刺激によっては要望を満たせないという限界も、岡田さんは示しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/20/144337
一穴二極では故障時のショックも懸念
2023年8月掲載の日誌では、岡田さんはパッドのコンデンサーとしての働きに着目しています。
パッドを含まない構成では、故障時に強いショックが起こる可能性を挙げています。
パッドを含むほうが刺激は柔らかいという考えも書いています。
一方、同日の近況では、岡田さん自身が通電後に体調を崩したと報告しています。
パッドを含む構成についても、安全性を確認した試験結果は材料に記載なし。
研究所が紹介した構成でも、故障時の問題を考えていることが日誌に示されています。
(出典:ok-lab's diary 2023年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/26/122534
電極の極の組み合わせと安全で強度対応が進む

2024年2月掲載の相談では、お尻用チップを一極にできるかと尋ねられました。
岡田さんは、一本のコードでは強度に不安があり、それまで製作していなかったと説明しています。
今回は二本の平行コードを使う構成を考え、依頼を受けたとのことです。
製作を引き受けるかには、コードの強度も関わっていました。
使用後の結果の記載はありません。
岡田さんは、本人が試せない条件での製作であることも付記しています。
(出典:ok-lab's diary 2024年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/02/10/123023
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。
電極の極の組み合わせと安全は時期でこう変わった

| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2018年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181208/1544250742) | 水分による電流変化や短絡を懸念。 |
| [2019年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/16/165528) | 電極加工の方法を変え、加工費を値下げ。 |
| [2019年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/13/150233) | 一穴一極を受注の原則として発表。 |
| [2019年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/11/152432) | 知識・経験のある人の一穴二極にも対応と説明。 |
| [2022年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/05/07/123013) | 各一極の旧構成はコード強度で取りやめと説明。 |
| [2023年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/26/122534) | 撚り糸ケーブル付きの金属電極を試験販売。 |
| [2023年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/09/02/122918) | ステンレスの二極仕様を紹介。 |
| [2024年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/02/10/123023) | 平行コードを使ったお尻一極の依頼を受注。 |
| [2024年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/07/122832) | ステンレス電極の平行コード接続へ対応を拡大。 |
| [2026年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/07/122919) | 二極直列・並列に撚り糸仕様を製作。 |
電極の極の組み合わせと安全に関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧で確認できるのは、一極の相談で土台に指定されたお尻チップです。
この話に出てきた商品

| 現行商品 | 税込価格 | この話との関係 |
|---|---|---|
| OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型 | 5500円 | 2024年2月掲載の、一極の電極にする相談で本体として指定されています。 |
この価格は、現行一覧にある本体の商品価格です。
電極付きの特注仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
(出典:ok-lab's diary 2024年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/02/10/123023
日誌がすすめた商品
日誌にすすめはありません。
電極の極の組み合わせと安全のよくある不安
日誌では、特注の可否と、使ったときの安全性は別の問題として残っています。
「一穴二極はもう頼めない?」
2019年5月11日掲載の相談者は、二極仕様を断られると考え、別構成の製作を求めました。
岡田さんは、知識や経験のある人の一穴二極を断るつもりはないと答えています。
相談者は最初の案を取り下げ、二連の電極仕様へ希望を変えました。
岡田さんは製作を進めたものの、電極間の距離とコードの耐久性の両立を課題に挙げています。
完成についての説明はありますが、使用後の結果の記載はありません。
最終的にも、二極間のケーブルには力がかかるため、耐久性に不安があると書かれています。
(出典:ok-lab's diary 2019年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/11/152432
「一穴二極以外も作れる?」
2023年8月掲載の相談では、ステンレスチップ全体を一極にする製作が求められました。
研究所は当初、電線の接続が難しいことや入荷の事情から、対応できないと答えています。
その後、撚り糸ケーブルなら接続できると岡田さんが判断し、提供へ話が進みました。
同日の紹介では、通常のステンレスチップ価格に税抜4000円を加える試験販売です。
この特注仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
岡田さんは、ケーブルの強度にはナイロン糸が欠かせないと説明しています。
(出典:ok-lab's diary 2023年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/26/122534
「一穴二極を細くできる?」
2024年7月27日掲載の相談では、金属チップを重ねたときの太さが悩みでした。
相談者は、小さい補助チップを利用し、縦に二極を並べる案などを提案しています。
岡田さんは、小さい補助チップでは接続部分の樹脂が多くなり、電極面を確保しにくいと答えました。
その代わり、少なくともショートチップ程度の大きさを使う案を示しています。
相談者が追加提案した三極構成についても、希望どおりに製作・使用した結果の記載はありません。
岡田さんは、小さい補助チップを第二チップにする依頼には応えられないと案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2024年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/07/27/122927
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 一穴一極はメーカーの原則で、その後は二極仕様にも対応しています。 |
| 言葉の意味 | 一穴二極は同じ粘膜内の二極で、人体内部抵抗500Ωは日誌の設計理由です。 |
| 何が起きるのか | 刺激の変化や痛みの報告に加え、短絡とコード強度が問題になっています。 |
| メーカーの答え・対策 | 極の配置や接続方法を変えていますが、安全性を確認した試験結果は材料に記載なし。 |
| 時期による変化 | 2019年の原則発表後、特注対応とケーブル仕様が変化しています。 |
| 商品と値段 | 相談の土台となったお尻チップは税込5500円で、電極仕様は現行一覧で対応する商品を確認できません。 |
| よくある不安 | 特注に応じた話と、技術的な理由で希望どおりに作れなかった話の両方があります。 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。