このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「配線のコーティングと断線対策」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
この記事は、OKプロステートチップのコードの不具合について、メーカーの対策と改良をまとめたものです。
コードの保護や接続部分の補強、不具合の場所による修理や交換の対応が分かります。
※このページは販売元・製造元とは関係のない個人の読書メモです。記載は元記事の時点の情報で、正確さや安全性を保証しません。医療機器ではなく、健康上の判断は医師にご相談ください。最新情報は公式サイトでご確認ください。広告を含みます。
一言で言うと
芯線24本でも、断線の可能性は残ります。
メーカーは接点の補強と被覆の保護を進めています。
2025年7月には防水を保つ端子変更に対応しました。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 核振チップ | 振動を生む部品を組み込んだチップです。前立腺へ振動を伝えるためのものです。 |
| 芯線 | コード内部の金属線です。電気を通す役割があります。 |
| 被覆 | 導線の外側を覆う層です。日誌では、電気を通す線の保護と強度に関わる部分として説明されています。 |
| シリコーンコーティング | 柔らかい樹脂で配線を覆うことです。接続部の急な曲がりを抑える狙いがあります。 |
| 接点樹脂固め | 配線の接続箇所を樹脂で固定する補強です。接続が外れにくくなるように施します。 |
| エポキシ | 接続部に使う樹脂です。部品の固定や防水のために使われています。 |
| 平行コード | 導線を並べたケーブルです。核振チップなどの通電に使います。 |
| ナイロン糸撚り込みケーブル | 極細コードとナイロン糸を組み合わせた紐です。通電と引っ張りへの強さを両立させる狙いがあります。 |
| 4線支持 | ケーブルでチップを支える方式です。留置の安定を狙ったものです。 |
| 電極 | 電気の接続を伴う部品として登場します。詳しい用途は日誌に説明なし。 |
何が起きるのか:配線のコーティングと断線対策は故障箇所で違う
OKプロステートチップは、尿道内で前立腺を刺激するための器具です。
核振チップ(振動部品を組み込んだチップ)には、電気を通す配線が付いています。
配線はモーターと電源側をつなぎ、尿道内を通る部分にも使われます。
シリコーンコーティング(柔らかい樹脂による被覆)は、配線や接続部を保護する対策です。
接点樹脂固め(接続箇所を樹脂で固定する補強)も、配線が外れる問題への対策として登場します。
シリコーンコーティングは配線の質問から始まった
2018年12月掲載の質問では、振動するチップの配線が心配されています。
当時は、振動子に付いた極細のビニール配線を使っていました。
岡田さんは、その配線にシリコーンコーティングを試したと書いています。
配線を柔らかい樹脂で覆う案が示されています。
(出典:ok-lab's diary 2018年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181222/1545459719
接点樹脂固めはモーターとの接続外れに向けた対策
2018年12月掲載の日誌では、ローター3種類、合計100個ほどの破壊試験を紹介しています。
岡田さんによると、壊れた箇所はすべてモーターとの接続部分でした。
丈夫なものも1kg程度の力で外れたとのことです。
岡田さんは、被覆(導線を覆う層)も含む補強が必要だと考えています。
その後に残る弱点として、繰り返し曲がる導線の断線も挙げています。
接続部には、柔らかい樹脂による保護も提案されています。
(出典:ok-lab's diary 2018年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181229/1546064791
芯線24本への変更ではコードの太さも変わった

2019年3月掲載の日誌では、折り曲げ試験での断線を受け、コードを変更しています。
旧仕様は、一線の外径1mm、芯線(内部の金属線)6本のビニール被覆でした。
変更後は、一線の外径1.2mm、芯線24本のシリコーン被覆です。
太いコードに合わせて接続位置も変え、チップ後端を曲線のある形にしています。
岡田さんは、補強と自然な曲がり方を両立させる形として説明しています。
対策には、コードと接続部の形状の変更が示されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/23/173222
接点樹脂固めでも被覆だけがずれる問題は残った
2020年4月掲載の相談では、使用5回目程でコードの被覆がめくれたと報告されています。
相談者は、見えている銅線と断線の可能性を心配していました。
岡田さんは、導線の固定と被覆のずれは別の問題だったと説明しています。
補修後の結果の記載はありません。
今後の出荷分は、被覆のずれも防ぐ接着へ変更すると書いています。
既出荷分でも同じ現象には補修で対応すると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2020年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/04/11/151453
芯線24本とは別に極細コードの補強案が登場した
2023年8月掲載の日誌では、ナイロン糸撚り込みケーブルを紹介しています。
極細コードにナイロン糸を組み合わせた補強です。
外径1mm程度で、核振や電極(電気の接続を伴う部品)への通電用に開発されたものです。
岡田さんは、金属線が断線してもナイロン糸の強度は残ると説明しています。
一方、長時間試験の結果はなく、通電不良の発生確率は不明でした。
従来の平行コード(導線を並べたケーブル)より早く通電不良になる可能性も案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2023年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/19/123214
接点樹脂固めを伴う位置変更は簡単ではなかった
2024年10月掲載の相談では、コードの膨らむ位置の変更を望んでいます。
痛みで使えず、希望位置は最終的に1.5cm後ろへ変更されています。
研究所は当初、新規作成に近い作業量になると答えました。
その後、実物を確認して調整し、作業中に生じたコードの傷をゴムで補ったと書かれています。
調整後の使用結果の記載はありません。
改善しなければ全体を作り直すという、条件付きの対応が案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/19/122847
配線のコーティングと断線対策は区間の長さで異なる
2024年11月掲載の質問では、平行コードが擦れて激しい痛みが出ると相談しています。
核振チップのコードを覆うことが希望でした。
岡田さんは、短い区間ならゴムコーティングに対応できると答えています。
長い区間には、チューブで覆い、両端の防水を確保する案を挙げています。
この相談について、加工や使用後の結果の記載はありません。
モーターが複数ある複雑な構造では、費用も高くなると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2024年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/02/122858
配線のコーティングと断線対策では端子変更にも防水が必要
2025年7月掲載の相談では、電極のボタン接続をプラグ接続に変えたいと希望しています。
使用機器がボタン接続に対応していないためです。
研究所は、端子だけを変えるとチューブ内の防水が保てないと答えています。
代案は、防水を確保した切り替え部分を設ける接続方式でした。
日誌では、この方式のプラグ接続品を作成可能になったと報告しています。
単純な端子交換ではなく、追加の防水加工で費用が上がると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2025年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905
配線のコーティングと断線対策へのメーカーの答え・対策
メーカーは、接点の補強、被覆の保護、曲がり方の調整を別々に見直しています。
接点樹脂固めは振動部品単体の補強へ変わった
2019年1月掲載の日誌では、用途に合わせた補強は研究所の責任と説明しています。
岡田さんは、携帯電話用などの部品を、尿道内での使用向けに強化すると書いています。
エポキシ(固定や防水に使う樹脂)への埋め込みだけでは足りないと考えたためです。
振動部品を単体で補強し、試験してから組み込む製作工程へ変更しています。
当時は、注文後2週間ほどの作成日数を見込んでいました。
そのため、暫定版の販売開始も遅れると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441
接点樹脂固めはコントローラ内部にも広がった
2019年3月掲載の相談では、電源ランプが点灯してもモーターが動かないと報告しています。
岡田さんは当初、モーター側の問題も考えていました。
続報では、コントローラとコードの接続部に触れると動いたと伝えています。
修理後の日誌では、初期出荷分の内部固定が不十分だったと説明しています。
箱の内部にも樹脂を増やす対策へ変更しました。
再発時には、コントローラの修理や交換で対応すると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/02/151104
接点樹脂固めに加えて直接接続を試した
2020年2月掲載の日誌では、配線が付いていないモーターの試験を始めています。
従来品は、既存の細い配線と研究所のケーブルをつなぐ構造でした。
新しい部品は、ケーブルを直接接続できる構造です。
岡田さんは、既存配線の接続品質に左右されにくくなると期待しています。
この時点で対象となるのは10mmモーターでした。
提供については、耐熱・耐水試験などで問題がないことが条件と案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2020年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/02/01/151232
接点樹脂固めの方法を変えて終端の厚みを抑えた
2022年6月掲載の相談では、接続部が厚く、希望のチップを使えないと伝えています。
4線支持(ケーブルで支える方式)などでは、終端が糸接続より2mmほど厚くなっていました。
岡田さんは、コードを深く重ねた従来の構造が関わると説明しています。
当時は、金属部分の接続で強度を確保し、厚みを抑える方向へ変更していました。
この相談の作り直し結果の記載はありません。
今後は従来より薄いものを提供できるとの見通しが案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2022年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/11/123420
接点樹脂固めは硬化待ちを増やす工程へ変わった
2022年6月掲載の日誌では、複数のケーブルでつなぐ核振の製作中に断線したと報告しています。
岡田さんによると、曲がりにくいケーブルが、固まりきっていない接続部に力をかけていました。
試作では進められた作業も、受注品では寸法確認などが増えたと説明しています。
対策は、工程の間に樹脂が固まる時間を確保することでした。
部品を組み込む前にも、接続部をより強く補強すると書いています。
納入には従来より時間を要すると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2022年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/25/123016
シリコーンコーティングからチューブ保護へ案が広がった

2023年10月掲載の依頼では、撚り糸ケーブルをチューブ内に収めたいと希望しています。
研究所は当初、太さや固定方法の問題から対応できないと答えました。
岡田さんは、太いチューブで試作し、完成品を報告しています。
チューブで急な曲がりを抑えることが、接続部近くの断線対策になると説明しています。
当時のチューブ追加費用は税抜2000円でした。
二本分のケーブルを収める方式は、今後の試験課題と案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2023年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/10/07/123003
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。
配線のコーティングと断線対策は時期でこう変わった

| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2018年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181222/1545459719) | 質問を受け、配線のシリコーン被覆を試した。 |
| [2019年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441) | 振動部品を単体で補強する工程に変更した。 |
| [2019年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/23/173222) | 芯線24本のコードと曲線状の接続部を採用した。 |
| [2020年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/01/11/151714) | 連結部のひび割れ報告で、令チップの販売を自粛した。 |
| [2020年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/01/18/132849) | 令チップは平行コードによる接続方式に変更した。 |
| [2020年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/04/11/151453) | 被覆のずれを防ぐ接着と既出荷品の補修を案内した。 |
| [2022年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/11/123420) | 4線方式の終了と、接続部を薄くする変更を説明した。 |
| [2023年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/19/123214) | 極細コードをナイロン糸で補強する案を発表した。 |
| [2024年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/09/07/123204) | 急な曲がりを抑える、平行コードを重ねた補強を発表した。 |
| [2025年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905) | 防水を確保する構造でプラグ接続に対応した。 |
配線のコーティングと断線対策に関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧では、再断線の相談に登場したUSB端子の加工オプションを確認できます。
この話に出てきた商品
| 現行商品 | 税込価格 | この話との関係 |
|---|---|---|
| USB端子付け加工(核振チップオプション) | 550円 | 2020年2月掲載の再断線の相談で、追加ケーブルの端子加工として登場しました。 |
USB端子付け加工(核振チップオプション)の現行商品ページです。

(出典:ok-lab's diary 2020年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/02/08/151653
日誌がすすめた商品
| 現行商品 | 税込価格 | この話との関係 |
|---|---|---|
| USB端子付け加工(核振チップオプション) | 550円 | 2020年2月掲載の相談で、通電しない追加ケーブル案に代え、両方への端子接続を提案しています。 |
(出典:ok-lab's diary 2020年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/02/08/151653
過去の4線方式は、2022年6月掲載の日誌で終了が説明されています。
令チップの旧仕様やチューブ被覆の特注仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
(出典:ok-lab's diary 2022年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/11/123420
配線のコーティングと断線対策のよくある不安
修理費や配線の変更可否は、不具合の場所と固定された構造によって異なると案内されています。
「芯線24本でも修理は有料?」
2019年5月掲載の相談では、モーター近くの接触不良の修理費を尋ねています。
岡田さんは、樹脂で覆われた部分の不良なら初期不良として無償修理と答えました。
コード部分やコントローラの不良は有償としています。
当時のコード部分の修理は1080円、モーターとコード一式の交換は3240円でした。
この相談の修理結果の記載はありません。
芯線24本のコードでも断線は起こりうると、同じ掲載回で説明されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/18/150144
「接点樹脂固め後も細線に替えられる?」
2019年8月掲載の相談では、修理と0.4mmの細線への変更を望んでいます。
岡田さんは、接続部の変更でモーター側も傷める可能性が高いと説明しました。
線の変更は可能でも、モーターごとの交換になる見込みと答えています。
希望した線での交換結果の記載はありません。
線だけの交換では済まない可能性を含めた対応が案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2019年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/08/24/125858
「接点樹脂固めの内側は修理できる?」
2020年2月掲載の相談では、修理後の再断線を受け、手元で直せるかを尋ねています。
岡田さんは、内部の細い線を傷めずに修理するのは難しいと答えています。
追加の紐をケーブルに変える希望には、接続位置に制約があるとも説明しました。
その後、二本のケーブルをいずれも通電可能にする別案を提示し、相談者が依頼しています。
製作の報告はありますが、使用後の結果の記載はありません。
モーター側の細い配線に断線の可能性が高いと、岡田さんは説明しています。
(出典:ok-lab's diary 2020年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/02/08/151653
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 補強後も断線の可能性は残り、接点と被覆の両方が見直されています。 |
| 言葉の意味 | 接点樹脂固めは接続部の固定、コーティングは配線などを覆う保護です。 |
| 何が起きるのか | 接続外れ、導線の断線、被覆のずれでは、不具合の箇所が異なります。 |
| メーカーの対策 | 部品の事前補強、内部固定、接続方式やチューブ保護の見直しです。 |
| 時期による変化 | 芯線24本への変更後も、被覆や曲がり方を含む改良が続いています。 |
| 商品と値段 | USB端子付け加工(核振チップオプション)は現行一覧で税込550円です。 |
| よくある不安 | 過去の回答では、故障箇所によって修理費や交換範囲が異なります。 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。