糸の本数(2本・4本)と長さ指定|素材で標準が異なり指定受付の例もある【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「糸の本数(2本・4本)と長さ指定」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

一言で言うと

二本糸は糸切れ対策として始まりました。

4本糸や長さ指定も試されてきました。

現行一覧にはナイロン糸追加があります。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
二本糸1個のチップにナイロン糸を2本付ける仕様です。
4本糸チップに糸を4本付け、切断への備えを増やした仕様です。
セーフティチップ糸の終端やチップ側で複数の糸をまとめる部品です。
6穴ストッパー二本糸を通せる穴を備えたストッパーです。
12穴ストッパー4本糸向けとして2023年7月に試作された部品です。
ニチノール糸岡田さんが0.2mmより細いワイヤーに使った呼び名です。

何が起きるのか:二本糸・4本糸と長さ指定の変化

糸切れへの備えから二本糸が始まり、重い製品や補助チップに合わせて4本糸も試されました。

二本糸は糸切れ相談を受けて作られた

二本糸システムを示す試作チップと部品の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/27/153239」より引用(二本糸システムを示す試作チップと部品の写真)

2019年4月掲載の相談では、二連樹脂の糸が切れました。
先端チップを5日半取り出せず、排尿しにくさや血の混入も生じたとのことです。

相談者は、再接続に加えて糸を2本にすることを望みました。
岡田さんは二本糸のチップを別に作り、糸切れへの対策としました。
岡田さんは、糸を太くするより2本にする考えを書いています。

(出典:ok-lab's diary 2019年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/27/153239

2本糸は接続部の尖りという課題も出た

2020年8月掲載の相談では、糸の周囲に固まった樹脂の尖りが報告されました。
相談者は触れると痛みを感じ、修理後は1本糸を希望しました。

岡田さんによると、二本糸は別々の方向を向くため、整列が難しいとのことです。
同じ時期に似た指摘が続き、接続部へゴムカバーを付ける方針になりました。
岡田さんは、二本糸品に原則としてカバーを付けると書いています。

(出典:ok-lab's diary 2020年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/08/130037

陶器ツインチップは2本糸が最小だった

2021年2月掲載の日誌では、陶器ツインチップが試作されました。
2個のチップには、それぞれ別の糸を付ける構造です。

このため最小でも2本糸となり、各チップを二本糸にすると4本です。
岡田さんは、破損時にも各チップを分けられる考えを書いています。
岡田さんは、各チップに別々の糸を付ける方針を示しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/02/20/130830

4本糸は重いチップへの対策で始まった

チップ終端で4本の糸を束ねた試作品の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/13/123004」より引用(チップ終端で4本の糸を束ねた試作品の写真)

2023年5月掲載の日誌では、製品の大型化と糸への負担が取り上げられました。
岡田さんは、太い糸では使用感が変わる可能性を考えました。

そこで、標準2本へさらに2本を加えた4本糸を提案しました。
追加の2本は取り出す際の安全用で、当時の対応費は税抜き2500円でした。
岡田さんは、4本同時の切断はないだろうとの考えを書いています。

(出典:ok-lab's diary 2023年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/13/123004

ステンレスは糸の長さ指定が受付項目だった

2023年7月掲載の日誌では、ステンレスチップの予約方法が示されました。
受付項目には、チップタイプ、サイズ、糸長さが含まれています。

同年7月15日の追記では、糸4本対応が+2750円とされました。
これは当時の暫定販売に関する案内で、現在の提供条件ではありません。
研究所は、予約時に必要な糸長さを伝える方式を案内していました。

(出典:ok-lab's diary 2023年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632

陶器チップは二本糸が標準ではない

2024年10月掲載の質問では、陶器も標準2本か尋ねています。
岡田さんは、生体適合樹脂とステンレスは標準2本と回答しました。

一方、陶器とガラスは標準1本との回答です。
陶器で二本糸を望む場合は、備考欄で伝える案内でした。
岡田さんは、素材により標準本数が異なると説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649

4本糸はスクリューへ全数通せた

2026年3月掲載の依頼では、ステンレス製品に4本糸が指定されました。
以前はスクリューへ2本だけを通し、残りは外側へ添わせていました。

この依頼では穴を滑らかにする作業が行われ、4本すべてが通りました。
作業には2時間以上を要したと岡田さんは書いています。
現行一覧で対応する商品を確認できません。

(出典:ok-lab's diary 2026年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/03/28/122908


二本糸/4本糸と長さ指定へのメーカーの答え・対策

二本糸/4本糸と長さ指定へのメーカーの答え・対策

本数だけでなく、素材、ストッパー、接続部の構成まで合わせて考えられてきました。

二本糸は太い1本より優先された

2019年4月掲載の日誌では、糸の太さを複数比較しています。
岡田さんによると、太い糸では粘膜への刺激を感じたとのことです。

そのため糸を太くせず、同じ糸を2本使う案が選ばれました。
2020年8月掲載時点では、注文の1割程度が二本糸希望だったとのことです。
岡田さんは、不安があれば二本糸を選ぶ考えを書いています。

(出典:ok-lab's diary 2020年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/01/124144

二本糸のストッパーは6穴が基本だった

2019年4月掲載時点では、二本糸用に6穴ストッパーが用意されました。
2本とも通すセーフティチップには6穴が必要とされています。

当時の6穴部品は、3穴部品より一律500円(税抜き)高い設定でした。
片方の糸だけに部品を通す場合は、3穴も使えるとの説明です。
岡田さんは、2本をそろえる部品には6穴が必要と案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2019年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/27/153239

4本糸はブルーセーフティーで束ねられた

2023年5月掲載の4本糸では、チップ直後で糸をまとめています。
まとめる部品として、ブルーチップのセーフティーが使われました。

当時はセーフティー1500円と加工1000円が必要でした。
括約筋ストッパーなどは、4本糸に対応できないとの説明でした。
4本糸仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。

(出典:ok-lab's diary 2023年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/13/123004

ニチノール糸は二本糸と4本糸を使い分けた

2025年9月掲載の日誌では、ニチノール糸の構成が整理されました。
シリコンコーティング品は、太くなるため二本仕様のみです。

被覆のないニチノール糸は、1つの穴に2本ずつ通す4本仕様も可能でした。
当時は20cm迄2本が追加2000円、4本が追加2500円です。
岡田さんは、被覆の有無で本数を分ける仕様を書いています。

(出典:ok-lab's diary 2025年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/09/13/122925

血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。


二本糸/4本糸と長さ指定は時期でこう変わった

二本糸/4本糸と長さ指定は時期でこう変わった
時期(掲載年月)そのころの状態
[2019年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/27/153239)糸切れ対策として二本糸の提供を開始。
[2020年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/08/08/130037)二本糸の接続部へ原則ゴムカバーを追加。
[2021年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/02/20/130830)陶器ツインチップは最小2本糸と説明。
[2021年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/08/28/125823)生体適合樹脂の一部を二本糸専用で発売。
[2022年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/24/122837)シリコナイロ紐の陶器品も2本へ統一。
[2023年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/05/13/123004)4本糸仕様を税抜き2500円で提案。
[2023年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/15/123004)4本糸向け12穴ストッパーを試作。
[2024年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649)素材別の標準本数を回答。
[2025年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/23/122935)0.15mmニチノール糸は4本を標準候補に。
[2026年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/03/28/122908)スクリューへナイロン糸4本を通すことに成功。

二本糸/4本糸と長さ指定に関係するOKプロステートチップの商品と値段

二本糸/4本糸と長さ指定に関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行一覧では、追加糸と二本糸向けの部品を確認できます。

現行商品税込価格
ナイロン糸追加(オプション)税込1100円
六穴方式オプションチップ(括約筋ストッパーチップ)税込2200円
六穴方式オプションチップ(亀頭外側ストッパーチップ)税込1650円
六穴方式オプションチップ(セーフティチップ)税込1100円
二本糸用セーフティチップ(生体適合樹脂)単体税込1650円
二本糸用セーフティチップ(生体適合樹脂)接続オプション込み税込2200円
二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)単体税込1750円
二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込み税込2300円

ナイロン糸追加の値段は公式サイトで確認できます。

ナイロン糸追加(オプション)
ナイロン糸追加(オプション)
※本商品は「OKプロステート核振チップ」シリーズのオプションになります。 「OKプロステート核振チップ」と合わせてご注文ください。
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

ナイロン糸追加(オプション)を公式サイトで見る ▶ナイロン糸追加(オプション)(商品ID 77)

第二世代の二本糸用セーフティチップも公式サイトで確認できます。

二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込み
二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込み
※本商品は接続オプション料込みの価格になります 第二世代生体適合樹脂素材、3D設計製造商品です。
(出典: 公式商品ページ ok-lab.net

二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込みを公式サイトで見る ▶二本糸用セーフティチップ(第二世代生体適合樹脂)接続オプション込み(商品ID 136)

2023年5月掲載の4本糸仕様と、同年7月掲載の12穴ストッパーは特注の話です。
現行一覧で対応する商品を確認できません。


二本糸/4本糸と長さ指定のよくある不安

標準本数、ストッパーとの組み合わせ、4本糸の対応範囲に質問が寄せられています。

「二本糸に変更できる?」

2019年4月掲載の相談者は、糸切れを受けて二本糸を希望しました。
研究所は同月、核振チップを除いて二本糸の受付を始めました。

当時は1本と2本で糸埋め込み料金が変わらないとの説明でした。
2024年10月掲載時点では、陶器の二本糸希望は備考欄で伝える案内です。
岡田さんは、製品素材により標準本数が異なると書いています。

(出典:ok-lab's diary 2019年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/27/153239

(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649

「二本糸にストッパーは付く?」

2021年3月掲載の相談では、二本糸とストッパーの併用が質問されました。
岡田さんは、6穴ストッパーなら使用例があると回答しています。

一方、岡田さん自身は二本糸を使っていないとのことです。
そのため、自身の使用体験による回答ではないと明記しています。
岡田さんは、二本糸では6穴を使う回答を示しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/03/20/130148

「4本糸で補助チップは使える?」

4本のナイロン糸をスクリューへ通した完成品の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/03/28/122908」より引用(4本のナイロン糸をスクリューへ通した完成品の写真)

2023年8月掲載時点では、スクリューに正式に通せる糸は2本でした。
短い区間では、4本をチューブ内にまとめる試作が行われています。

同月、ステンレスのフラット補助には4本とも通りました。
2026年3月掲載の個別依頼では、ステンレススクリューにも4本が通りました。
研究所は、2026年3月の依頼で4本すべてを通したと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2023年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/05/122956

(出典:ok-lab's diary 2023年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/08/19/123214

(出典:ok-lab's diary 2026年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/03/28/122908

「陶器チップも二本糸が標準?」

2024年10月掲載の質問では、陶器の標準本数が尋ねられました。
岡田さんの回答では、陶器とガラスの標準は1本です。

生体適合樹脂とステンレスは、標準2本との回答でした。
陶器の二本糸は希望を伝える方式で、標準仕様ではありません。
岡田さんは、二本糸希望を備考欄で伝えると案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと二本糸から4本糸へ安全対策が広がりました。
知っておきたい言葉本数ごとに対応する部品や穴数が異なります。
何が起きるのか糸切れ、接続部の尖り、補助部品の制約が出ました。
メーカーの答え・対策二本化、カバー、糸を束ねる部品が採用されました。
時期による変化2019年の二本糸から2026年の4本貫通へ進みました。
現行商品と値段追加糸と二本糸向け部品が現行一覧にあります。
よくある不安素材別の標準本数と補助部品の対応に注意が必要です。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。