糸は必ず体外に出す|取り出すための備えと仕様変更【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「糸は必ず体外に出す」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

この記事は、器具を取り出すために糸を体外に残す備えについて、取り出せなくなった相談とメーカーの対策をまとめたものです。
糸や部品の変更、関係する商品、よくある不安への回答を紹介しています。

※このページは販売元・製造元とは関係のない個人の読書メモです。記載は元記事の時点の情報で、正確さや安全性を保証しません。医療機器ではなく、健康上の判断は医師にご相談ください。最新情報は公式サイトでご確認ください。広告を含みます。

一言で言うと

糸まで体内に入り、取り出せなくなった相談があります。

メーカーは、取り出す備えとして糸を体外に残すよう案内しています。

2026年8月に標準セーフティーの先へ糸を延ばす変更が出ました。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
留置(器具を体内にとどめること)チップを体内にとどめることです。日誌では前立腺への刺激を目的としています。
膀胱落ち(チップが膀胱内へ進むこと)日誌で使われるトラブルの呼び名です。器具が奥へ進んだ状態を説明するための言葉です。
セーフティーチップ(糸に付く部品)糸に固定される部品です。2026年8月の日誌では、チップの位置を知る目印にもなると説明されています。
両端ループナイロン糸両端に輪のある延長用の糸です。2021年1月に、体外まで糸をつなぐ備えとして勧められています。
ガイドワイヤー(補助用のワイヤー)チップを扱うための補助具です。2024年12月には取り出しにも使う形が検討されています。
ハート形ストッパー(排出防止用の試作部品)2025年12月に紹介された部品です。体外への排出を抑えるために試作されています。
アップルストッパー(移動を抑える部品)2025年12月に紹介された部品です。膀胱方向への移動と体外への排出を抑える目的です。
ニチノール糸チップの連結に使う糸の素材名です。2025年9月には、体内での折れ曲がりや絡みへの対策として説明されています。

何が起きるのか:尿道外に残す糸まで体内に入ると困る

OKプロステートチップは、尿道内で前立腺を刺激するための器具です。
日誌では、留置(器具を体内にとどめること)を前提とした製品や試作を紹介しています。
本体からつながる糸は、取り出すための備えとして付けられています。
今回のテーマは、その糸の端を尿道の外まで残しておくというメーカーの考え方です。

尿道外に残す糸まで内側へ入り込んだ

2018年5月掲載の相談では、糸の長さ変更を希望しています。
使用品は、OKプロステートチップ ガラス素材1チップタイプです。
セーフティーチップ(糸に付く部品)まで内側に入ったとのことです。

本体が半回転したように感じたとのことですが、原因は分かっていません。
取り出せたとの報告を受け、岡田さんは当時1080円の糸交換を案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161

糸は保険でも病院での摘出となった

2019年1月掲載の報告では、大きく曲がったチップが膀胱へ進み、病院で取り出されています。
相談者は、以前の日誌にあった自然に出るという説明との違いを伝えています。

岡田さんによると、病院では本体に付いていた糸を使って取り出したとのことです。
岡田さんは、糸が外れた過去の事例より病院の処置は短く済んだと紹介しています。

ただし、この相談でも病院での摘出が必要でした。
岡田さんは、糸の端を尿道の外に確保することを改めて案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2019年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/01/26/152042

糸は保険でも取り出せない相談が届いた

2020年5月掲載の相談では、糸が切れていないのに取り出せないと報告されています。
使用品は、OKプロステートチップ 陶器素材ショートタイプ ツイストです。

スクリュー型補助チップ追加オプションも付いていました。
岡田さんは糸の絡みなどを可能性として挙げ、翌朝も出なかった報告を受けて受診を勧めています。

その後、相談者から取り出せたとの連絡が届きましたが、本体の状態は確認できていません。
糸が体外にあるかで対処のしやすさが違うとして、糸端を外に保つよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2020年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/05/02/131505

尿道外に残す糸は完全留置案でも推奨された

2021年1月16日掲載の日誌で、岡田さんは原点を振り返っています。
当初は完全体内留置を考え、販売時には不安に配慮して糸を延ばしたとのことです。
この回では、完全体内留置の再試作も紹介しています。

ただし、膀胱落ち(チップが膀胱内へ進むこと)を起こしやすい場合には勧めていません。
この提案でも、安全の備えとして両端ループナイロン糸の併用が強く勧められています。

(出典:ok-lab's diary 2021年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/01/16/124800

尿道外に残すのはワイヤーでも同じだった

2021年1月30日掲載の日誌では、糸の代わりにワイヤーを体外まで延ばした試作を紹介しています。
岡田さんは、ワイヤーまで体内に収めた試験で、本体が予想以上に奥へ進んだと書いています。

取り出す際にも苦労したとのことです。
この試作は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
岡田さんは、この結果を踏まえてワイヤーの余った部分も体外に置くよう案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/01/30/122153

糸は保険でも体内に収まると外から届かない

病院での摘出報告に登場した特注品を含む写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/12/25/123556」より引用(病院での摘出報告に登場した特注品を含む写真)

2021年12月掲載の相談では、特注品が取り出せず、自然に出るのかという不安が寄せられています。
研究所のスタッフは、膀胱へ進んだ可能性と医師の診察について回答しました。

その後の連絡では、全体が膀胱内にあり、病院で取り出してもらったとのことです。
相談者は、精神面に加えて3万円以上の治療費も負担だったと報告しています。

この特注品は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
日誌では、振動を使う利用についても、糸が体外につながることが最低条件だと注意しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/12/25/123556

尿道外に残す糸の接続位置を変更した

2024年8月掲載の相談では、キーホルダー形式の特注について、膀胱へ進む不安が寄せられています。
研究所のスタッフは、糸を万一の備えと位置付け、ループ形状にも確実とは言えない面があると回答しています。

相談を受け、岡田さんはナイロン糸がループの先端から出る仕様へ変更したと書いています。
未出荷の注文分にも同じ変更を加えたとのことです。

この特注品は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
日誌では、形状への期待とともに、取り出すための糸を残す備えが示されています。

(出典:ok-lab's diary 2024年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/08/31/122909

尿道外に残す糸で分離した部品もつながる設計へ

2025年12月13日掲載の日誌では、組立式の試作で部品が分離する心配を取り上げています。
当初は本体から体外まで糸がつながる構成でしたが、スタッフが軸の分離を指摘しました。

岡田さんは軸とストッパーにも対策を加え、価格は変えなかったと書いています。
この試作は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
接続が外れても部品と体外の糸がつながる設計だと説明されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/12/13/122917


尿道外に残す糸へのメーカーの答え・対策

メーカーは糸を体外に残す備えを重視し、接続部分や余りの長さも見直しています。

糸は保険として残し、接続部も見直した

2018年2月掲載の日誌では、二連チップの糸固定部が剥がれた報告を扱っています。
岡田さんは逆向きの力が影響したと考え、樹脂を厚くする変更を説明しています。

ただし、完全な対策ではないと書いています。
当時の該当品には、写真を確認したうえで交換する対応も案内されています。
同じ回で岡田さんは、必要なときに取り出せない心配を挙げ、糸なしの利用を勧めていません。

(出典:ok-lab's diary 2018年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180214/1518601774

尿道外に残す糸はナイロン併用へ進んだ

ニチノール糸とナイロン糸の併用を紹介する試作品
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/09/13/122925」より引用(ニチノール糸とナイロン糸の併用を紹介する試作品)

2025年9月掲載の日誌では、ニチノール糸(連結に使う素材)への全面的な置き換えを見直しています。
岡田さんは、体内での折れ曲がりにはニチノール糸、体外での扱いやすさにはナイロン糸が向くと考えています。

そのため、両方をつなぐ構成へ開発の方向を変えたとのことです。
体外に長めのナイロン糸を残しても、費用への影響は小さいと説明しています。

この連結仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
この回では、素材を併用し、体外部分にはナイロン糸を残す案が勧められています。

(出典:ok-lab's diary 2025年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/09/13/122925

糸は保険に加え取り出すためにも必要とされた

2025年12月6日掲載の日誌では、ハート形ストッパー(排出防止用の試作部品)を紹介しています。
岡田さんは、取り出しにくさもあるため、部品の先から体外へ糸をつなぐ必要があると書いています。

この時点では、仕様はさらに試験してから発表する方針でした。
ハート形ストッパーは、現行一覧で対応する商品を確認できません。
この試作でも、糸を体外につなぐ備えが必要だと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/12/06/122924

尿道外に残す糸は新しいストッパーでも前提

2025年12月20日掲載の日誌では、アップルストッパー(移動を抑える部品)を紹介しています。
これは、膀胱方向への移動と体外への排出を抑えるために考案された部品です。

岡田さんは、一体式と分離式のどちらも取り出しにくいと書いています。
この掲載時点の価格は、どちらも税抜4000円です。

アップルストッパーは、現行一覧で対応する商品を確認できません。
岡田さんは、補助用のフックでは対応が難しいとして、体外までつながる糸を前提にしています。

(出典:ok-lab's diary 2025年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/12/20/123000

尿道外に残す糸をセーフティーの先にも延ばす

2026年8月掲載の日誌では、一本糸の標準セーフティーの先にも糸を延ばす変更を案内しています。
20cm指定では、その位置に部品を固定し、後ろに5-10cm程度の糸が続く仕様です。

ただし、最大長の35㎝指定は従来どおり終端固定で、標準の一個は無料、追加は一個税抜500円です。
岡田さんは、部品が内側に入っても体外の糸を残すための変更だと説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2026年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/08/15/122912

血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。


尿道外に残す糸は時期でこう変わった

尿道外に残す糸は時期でこう変わった
時期(掲載年月)そのころの状態
[2018年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180214/1518601774)二連チップの糸固定部を厚くする対応。
[2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161)糸まで埋没した相談に1080円の交換を案内。
[2019年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/01/26/152042)病院での摘出報告を受け、体外の糸を重視。
[2021年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/01/16/124800)完全体内留置の提案でも延長用の糸を推奨。
[2021年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/10/23/125707)ワイヤー連結でも外側はナイロン糸とする案。
[2024年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/08/31/122909)特注のループ先端から糸を出す仕様に変更。
[2025年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/06/14/122936)就寝中にコードも体内へ入り、病院で処置。
[2025年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/09/13/122925)体内と体外で糸の素材を使い分ける提案へ。
[2025年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/12/13/122917)組立式の軸とストッパーにも糸との接続を追加。
[2026年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/08/15/122912)標準セーフティーの先へ糸を延ばす仕様に変更。

尿道外に残す糸に関係するOKプロステートチップの商品と値段

尿道外に残す糸に関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行一覧では、相談に登場した製品と延長用の糸を確認できます。

この話に出てきた商品

現行商品税込価格この話との関係
OKプロステートチップ ガラス素材1チップタイプ3300円2018年5月掲載の、糸まで内側に入って長さ変更を希望した相談で使われていました。
OKプロステートチップ 陶器素材ショートタイプ ツイスト4400円2020年5月掲載の、糸が切れていないのに取り出せない相談に登場しました。
スクリュー型補助チップ追加オプション3300円2020年5月掲載の同じ相談で、本体に追加されていた部品です。

(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180505/1525509161

(出典:ok-lab's diary 2020年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2020/05/02/131505

日誌がすすめた商品

現行商品税込価格この話との関係
両端ループナイロン糸550円2021年1月掲載の完全体内留置の提案で、糸が体外に届かない構成への備えとして併用を勧めています。

(出典:ok-lab's diary 2021年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/01/16/124800


尿道外に残す糸のよくある不安

尿道外に残す糸のよくある不安

糸をなくしたい相談にも、日誌は取り出す備えの必要性を挙げて答えています。

「糸は保険でも外せる?」

2018年2月掲載の相談では、短いチップを糸なしで使った購入者が、長いものでも可能か尋ねています。
岡田さんは、必要なときに取り出せない可能性があるとして、当時の長い形状では勧めていません。

相談者はその後、短いチップもすぐには出なくなり、翌朝に出たと報告しています。
この回の結論でも、糸を付けない利用は避けるよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2018年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180214/1518601774

「糸は保険でも特注できる?」

2018年4月掲載の相談では、ナイロン糸との相性を理由に、お試し版の希望寸法での製作を尋ねています。
岡田さんは特注を受けると答えながら、糸をなくす使い方は勧めていません。

別素材にも触れていますが、試した糸には摩擦や切れやすさの問題があったと書いています。
相談者から寸法指定の返事は届いていますが、使用結果の記載はありません。

この特注品は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
岡田さんは、万一に備える役割から、糸を付けた構成を勧めています。

(出典:ok-lab's diary 2018年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180414/1523697398

「糸は保険でもワイヤーは両用?」

2024年12月掲載の相談では、ガイドワイヤー(補助用のワイヤー)を取り出しにも使いたいと尋ねています。
岡田さんは、一端で両用にするのは難しいとし、前後の端で役割を分ける案を示しています。

ただし、器具全体が奥へ進んだ場合には、ワイヤーだけで対応できない可能性も書いています。
変更後の使用結果の記載はありません。

この仕様は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
岡田さんは、補助用のワイヤーがあっても糸をなくさず、体外まで残す考えを勧めています。

(出典:ok-lab's diary 2024年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/14/122948


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと糸まで体内に入った相談を受け、体外に残す備えが繰り返し案内されています。
言葉の意味留置は器具を体内にとどめること、膀胱落ちはチップが膀胱へ進むことです。
何が起きるのか糸付きでも、糸が体外から届かなくなり、病院で摘出された報告があります。
メーカーの対策接続部の見直し、素材の併用、セーフティーの先への糸の延伸が紹介されています。
時期による変化完全体内留置の試作を経て、2026年8月には標準セーフティーの仕様が変わりました。
関係する商品と値段両端ループナイロン糸は現行一覧で税込550円です。
よくある不安日誌では、糸の相性や補助ワイヤーの有無にかかわらず、体外につながる備えを重視しています。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。

この記事は開発日誌の記録をまとめた解説です。医療機器ではなく、効果を保証するものではありません。体に異常や不安があるときは医療機関へ相談してください。価格・仕様・注意事項は変わることがあるため、公式ブログ公式サイトで最新の情報をご確認ください。販売や発送のご質問は販売元へお願いします。