このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「尿道留置具としての特許」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
一言で言うと
2017年に出願が始まり、2022年に特許庁の査定通知が届きました。
損傷報告後は構造を改め、追加の特許出願が行われました。
新構造は2025年にも権利化が検討されていました。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 尿道留置具 | 日誌で発明名に使われた、尿道内に置く器具 |
| 特許出願 | 研究所が特許庁へ提出した申請 |
| 特許査定 | 2022年3月に特許庁から届いた査定通知 |
| 拒絶理由通知 | 基本部分の審査で修正点として扱われた通知 |
| PCT出願 | 2019年に国内出願と併記された国際出願 |
| 形状記憶ワイヤー | 記憶させたカーブへ戻る合金製ワイヤー |
| 括約筋 | 日誌でチップを支える部位として扱われる筋肉 |
何が起きるのか:尿道留置具としての特許の出願から査定まで
基本形状の出願と査定後も、新しい構造の権利化が続けて検討されました。
尿道留置具としての特許は2017年に出願された

2017年10月掲載の日誌では、研究所が特願2017-193218を出願したと書かれています。
発明の名称は「尿道留置具」です。
対象は、短い前立腺マイクロチップを尿道内に留置する構想でした。
この段階は申請であり、特許査定の報告ではありません。
岡田さんは、発売前のため続報を待つよう案内していました。
(出典:ok-lab's diary 2017年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171003/1507036624
尿道留置具としての特許は損傷報告で追加出願された
2017年12月掲載の日誌では、モニターから括約筋損傷の報告が届きました。
24時間の連続装着を数日続けた後のトラブルとのことです。
研究所は、括約筋部分を糸にした二連チップを考案しました。
改良部分は既存申請の範囲を一部外れていました。
岡田さんは、特願2017-250364を追加出願したと書いています。
ロングタイプは短時間利用限定と案内されました。
(出典:ok-lab's diary 2017年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171231/1514712104
尿道留置具としての特許は国際出願にも進んだ
2019年1月掲載の日誌では、国内出願とPCT出願を済ませたと報告されました。
PCT出願は、日誌で国際出願として説明されている手続です。
国際調査機関からは、振動子付き形状への見解書が届きました。
新規性、進歩性、産業上の利用可能性があるとの見解でした。
これは国際調査機関の見解で、特許査定の報告ではありません。
岡田さんは、この見解を出願の進展として紹介しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441
尿道留置具としての特許は拒絶理由通知を受けた
2021年11月掲載の日誌では、基本部分に拒絶理由通知が届きました。
対象は2017年に出願された内容です。
岡田さんは、拒絶箇所の修正後に残りが査定される見込みと書いています。
当時の販売品の95%くらいが範囲に入るとの予想でした。
電極チップと核振チップも含まれるとの見通しでした。
岡田さんは、通知を最終的な不成立とは捉えていませんでした。
(出典:ok-lab's diary 2021年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314
尿道留置具としての特許は基本形状で査定された
2022年3月掲載の日誌では、特許査定の通知が届いたと報告されました。
対象は尿道留置具の基本形状などです。
岡田さんは、拒絶理由通知へ反論せずに対応したと書いています。
許可された請求内容に限定した申請だったとのことです。
査定の要点を扁平構造と受け止めた記述もあります。
岡田さんは、特許庁から査定通知が届いた段階として紹介しています。
(出典:ok-lab's diary 2022年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/03/05/123200
尿道留置具としての特許は形状記憶構造へ広がった

2024年4月掲載の日誌では、新たな二種類を出願したと書かれています。
一つは、前立腺部と球部尿道部を接続する構成です。
もう一つは、膀胱部を加えた構成です。
各部はカーブした形状記憶ワイヤーで結ばれています。
約90度のカーブを請求の中心に据えたとのことです。
岡田さんは、査定は審査官の判断になると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2024年4月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/20/122856
尿道留置具としての特許は新素材でも申請方針になった
2024年10月掲載の日誌では、シリコニチノールの権利化が検討されました。
弁理士との相談後、意匠ではなく特許を選ぶ方針になりました。
2024年11月には、新形式の特許申請作業中と報告されました。
肝心な構造は、申請中のため公開できないとされています。
公開された試作品では、膀胱への安定留置は難しいとの結果でした。
岡田さんは、出願作業に伴い情報公開を抑えると案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649
(出典:ok-lab's diary 2024年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/02/122858
尿道留置具としての特許へのメーカーの答え・対策
研究所は不具合に応じて構造を変え、公開や販売の時期も調整しました。
尿道留置具としての特許は位置調整へ広がった

2018年6月掲載の日誌では、3穴貫通方式が出願されました。
出願番号は特願2018-125440です。
従来はチップ位置が固定され、糸の長短が不便につながっていました。
3穴方式では、セーフティチップなどの位置を変えられる構成でした。
補助チップにも同じ考え方が採用されています。
岡田さんは、固定位置による不便への対策と説明しています。
(出典:ok-lab's diary 2018年6月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180630/1530342059
尿道留置具としての特許は完全体内留置が原点だった
2021年1月掲載の日誌では、第一実施形態が完全尿道内留置でした。
構成は本体、補助チップ、二者を結ぶ連結紐です。
一方、発売品では利用者の不安を考え、体外まで届く糸を採用しました。
完全留置案では、補助チップとの間隔を3cm程度としていました。
両端ループナイロン糸も安全対策として挙げられています。
岡田さんは、安全を確かめる考えを優先すると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2021年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/01/16/124800
尿道留置具としての特許は構造確認を優先した
2024年2月掲載の日誌では、プロステートエイリアンが再検討されました。
岡田さんは、留置性能が当初の予想を超えたと書いています。
短期間の試作紹介より、構造と安定原理の解明を優先する方針でした。
新しい前立腺留置具として、権利化を目指す構想です。
そのため情報発信は、しばらく少なくなるとされました。
岡田さんは、検討中の情報公開を抑えると案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2024年2月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/02/24/122947
尿道留置具としての特許は販売保留の判断にもなった
2025年8月掲載の日誌では、0.2mmのニチノール糸が試作されました。
先端を膨らませた膀胱ループを加えた構成です。
岡田さんは、知的財産権を主張できないかと考えました。
弁理士への相談を前に、販売と価格の案内は保留されました。
翌週には、4本糸とクロスループを標準にする考えが示されました。
岡田さんは、改良の進展次第で特許出願を考えると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2025年8月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/16/122934
(出典:ok-lab's diary 2025年8月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/23/122935
血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。
尿道留置具としての特許は時期でこう変わった
| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2017年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171003/1507036624) | 特願2017-193218を出願 |
| [2017年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171231/1514712104) | 損傷報告を受け二連型を追加出願 |
| [2018年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180630/1530342059) | 3穴貫通方式を特願2018-125440で出願 |
| [2019年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441) | 国内・PCT出願後に見解書が届く |
| [2021年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314) | 基本部分へ拒絶理由通知が届く |
| [2022年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/03/05/123200) | 尿道留置具の基本形状が特許査定 |
| [2024年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/20/122856) | 形状記憶構造を二種類に分けて出願 |
| [2024年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/26/122649) | シリコニチノール製品を出願方針に |
| [2025年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/16/122934) | 知財相談のため膀胱ループ販売を保留 |
尿道留置具としての特許に関係するOKプロステートチップの商品と値段
材料と現行一覧で正式名が一致するのは、両端ループナイロン糸です。

2021年1月掲載の完全留置案では、安全対策として挙げられました。
同月掲載時点の価格試算では500円(税抜き)でした。
現行商品一覧では、正式名と今の価格を次のように確認できます。
| 現行商品名 | 今の価格 | 材料との関係 |
|---|---|---|
| 両端ループナイロン糸 | 税込550円 | 2021年の完全留置案で安全対策として記載 |
両端ループナイロン糸の値段は公式サイトで確認できます。

現行一覧で正式名の一致を確認できない名称は、次の5つです。
- 前立腺マイクロチップ
- OK's Prostate Microchip
- プロステートエイリアン
- 形状記憶プロステートチップ
- 尿道エイリアン
現行一覧で対応する商品を確認できません。
尿道エイリアンは、2024年2月時点で発売しない見込みでした。
プロステートエイリアンは、2024年4月時点で価格と条件が未定でした。
これらを現在購入できるとは書けません。
尿道留置具としての特許のよくある不安
材料にある具体的な購入相談は、ロング品の留置安定性です。
「尿道留置具としての特許と留置安定性は?」
2021年11月掲載の相談では、生体ゾロ ロングの安定性が尋ねられました。
スクリューチップがないと安定しないか、という内容です。
スタッフは、長さから括約筋をストッパーで挟むのは難しいと答えました。
本体中間部が括約筋に挟まるため、ある程度は安定するとの見方でした。
スクリューチップの効果はないのではと案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2021年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 2017年の出願後、2022年に基本形状が特許査定 |
| 知っておきたい言葉 | 出願、査定、拒絶理由通知は別の段階 |
| 何が起きるのか | 損傷報告や新素材に応じて出願内容が変化 |
| メーカーの答え・対策 | 構造変更、位置調整、公開延期、販売保留 |
| 時期による変化 | 基本形状の査定後も新構造の出願を継続 |
| 商品と値段 | 両端ループナイロン糸は現在税込550円 |
| よくある不安 | ロング品の補助効果には慎重な回答 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。