高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)|本体が耐えてもナイロン糸は縮む【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

一言で言うと

本体が耐えてもナイロン糸は縮みます。

研究所は糸付き製品を対応不可としています。

現行一覧では対応する商品を確認できません。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
高圧蒸気滅菌器高圧の蒸気で加熱する滅菌器です
オートクレーブ日誌で高圧蒸気滅菌器を指す言葉です
ナイロン糸加熱で縮むと日誌に書かれた付属物です
エポキシ樹脂端子の接続部分を覆うために使われた材料です
生体適合樹脂日誌に説明なし

何が起きるのか:高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)による変化

チップ本体だけでなく、糸や端子などの部品ごとに結果が異なります。

オートクレーブでナイロン糸が縮んだ

2017年11月掲載の日誌では、出荷前の最終処理に高圧滅菌機を使いました。
すると、縫合用ナイロン糸が縮むと分かりました。
発送直前に判明し、研究所は作り直したとのことです。

ガラスは500度以上で処理されますが、その後にも加工工程がありました。
この時点の出荷処理は、煮沸殺菌へ切り替えられています。
岡田さんは、高圧滅菌を避けるほうがよいと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2017年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171129/1511963864

修理品はオートクレーブで糸交換になった

2018年4月掲載の日誌では、修理品が研究所へ返却されました。
主役の修理品は、切られた糸の付け替えを希望したものです。
研究所は、返却後すぐに40分ほど滅菌したと説明しています。

高圧蒸気滅菌器に入れると、取り付けられた糸が縮みます。
そのため、簡単な修理でも糸は全面張り替えになりました。
研究所は、外から戻った商品を直後に滅菌すると説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2018年4月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808

オートクレーブ120度を10時間以上耐えた

2021年8月掲載の日誌では、セミロングの試作品が使われました。
岡田さんは、耐久性を調べるために高温加熱したと書いています。
加熱時間は10時間以上でした。

120度の連続蒸気加熱では、問題は見られなかったとのことです。
エポキシ樹脂(端子接続部を覆う材料)にも変化はありませんでした。
研究所は2023年1月、ナイロン糸付きは対応不可と回答しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年8月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/08/28/125823

(出典:ok-lab's diary 2023年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/14/122952

オートクレーブでUSB端子は変形しなかった

120度加熱テストをした核振専用USB端子の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/01/15/124252」より引用(120度加熱テストをした核振専用USB端子の写真)

2022年1月掲載の日誌では、核振専用のUSB端子が試作されました。
市販品の外カバーは、100度の湯で変形したとのことです。
そこで、構造を簡素にした専用端子が作られました。

金属部と端子内の樹脂は、120度の加熱で変形しませんでした。
加工品の当時の価格は税抜き1000円です。
岡田さんは、耐久性と安全性の保証はないと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2022年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/01/15/124252

6線ケーブルはオートクレーブ加熱に耐えた

2022年6月掲載の日誌では、6線対応の補助ケーブルが試作されました。
岡田さんの耐熱テストでは、高圧加熱に耐えたとのことです。
煮沸でも問題は見られなかったと書かれています。

その後、細い補助ケーブルの公式耐熱温度が105度と分かりました。
岡田さんのテストでは、120度でも問題はなかったとのことです。
日誌では、公式値と個人テストの結果が分けて案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2022年6月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/04/123036

(出典:ok-lab's diary 2022年6月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/18/123201

糸交換はオートクレーブ30分を含んだ

2021年9月掲載の日誌では、糸交換の作業内容が見直されました。
5個を連結した品では、洗浄や再連結の負担も生じます。
高圧蒸気滅菌器による処理時間は30分でした。

従来、生体適合樹脂などの糸交換は税抜き500円でした。
この掲載から、接続するチップ一個ごとの料金に変わりました。
研究所は、当面は一個につき税抜き500円と案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年9月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/25/125720

オートクレーブでも不均一加熱で破損しうる

2026年7月掲載の日誌では、ブルーチップの破損が分析されました。
制作担当者は、長期使用時に見られる微細なひびを確認しました。
破断は、比較的ゆっくり進んだ可能性があるとの見解です。

均一な加熱なら、オートクレーブにも耐えると説明されています。
一方、不均一な加熱では破壊されうると考えられました。
岡田さんは、この見解が絶対ではないとも書いています。

(出典:ok-lab's diary 2026年7月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918


高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)へのメーカーの答え・対策

研究所はナイロン糸の収縮を理由に、糸付き製品を対応不可としています。

オートクレーブ対応不可と研究所は回答した

2023年1月掲載の相談では、初めて購入した人が質問しました。
希望したのは、121℃134℃での滅菌処理です。
対象は、生体適合樹脂(日誌に説明なし)のセミロングでした。

研究所は、チップ本体には問題がないと回答しました。
一方、ナイロン糸は加熱で縮むため、対応不可との回答です。
日誌では、付属物を含めて判断するよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2023年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/14/122952

出荷時のオートクレーブ処理を取りやめた

2017年11月掲載の日誌では、最終滅菌処理が試されました。
しかし、縫合用ナイロン糸の長さに計算違いが生じました。
原因は、高圧滅菌時の糸の収縮だと岡田さんは書いています。

この問題を受け、当時の出荷処理は煮沸殺菌だけになりました。
岡田さんのテストでは、熱湯煮沸で糸は縮まなかったとのことです。
岡田さんは、高圧滅菌をやめるほうがよいと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2017年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171129/1511963864

オートクレーブ後に交換作業だけ受け付けた

2019年3月掲載の相談では、購入品の再加工が希望されました。
研究所は、使用後の再加工や修正を受けられないと回答しました。
可能とされたのは、ガラス製品の糸とモーターの交換です。

返却品は、研究所側で高圧蒸気滅菌器に入れるとの説明でした。
当時の料金は、糸交換が税抜き1000円でした。
モーター交換は税抜き3000円と案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2019年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/09/150813

オートクレーブを含む糸交換費用を改定した

2021年9月掲載の日誌では、糸交換の採算が見直されました。
多重連結品は、洗浄や滅菌以外にも作業時間が必要でした。
オートクレーブでの処理には30分を要したとのことです。

研究所は、税抜き500円では合わないと判断しました。
料金は、接続するチップ一個につき税抜き500円へ変わりました。
研究所は、状況を見ながら判断すると説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年9月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/25/125720

オートクレーブでも均一加熱が前提とされた

ブルーチップ破断位置を示した制作担当者の解析画像
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918」より引用(ブルーチップ破断位置を示した制作担当者の解析画像)

2026年7月掲載の日誌では、破損品の実物が調べられました。
制作担当者は、部分的な高温が原因ではないかと考えました。
ガラス容器の内側底面は100度を超える場合がありました。

日誌に書かれた上限は115度です。
均一に加熱した場合は、オートクレーブにも耐えるとの見解です。
岡田さんは、加熱状態の違いに注意を求めています。

(出典:ok-lab's diary 2026年7月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918


高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)は時期でこう変わった

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)は時期でこう変わった
時期(掲載年月)そのころの状態
[2017年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20171129/1511963864)出荷前処理を高圧滅菌から煮沸殺菌へ変更
[2018年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808)返却修理品を40分処理し糸を全面交換
[2019年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/09/150813)交換可能範囲と税抜き1000円・3000円を回答
[2021年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/08/28/125823)120度・10時間以上で変化なし
[2021年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/25/125720)糸交換を一個につき税抜き500円へ変更
[2022年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/01/15/124252)核振専用USB端子部品が120度で変形なし
[2022年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/06/18/123201)補助線は公式105度、個人試験120度
[2023年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/14/122952)ナイロン糸付きはオートクレーブ対応不可
[2026年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918)不均一加熱では破損しうるとの見解

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)に関係するOKプロステートチップの商品と値段

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)に関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行一覧で対応する商品を確認できません。

日誌には、過去の交換作業や試作品の値段が出ています。
これらは、2026年9月4日の現行商品名とは一致しません。
過去の特注や交換サービスを現行品とは結びつけられません。

日誌に出る項目掲載時点の値段現行確認
ガラス製チップのナイロン糸交換作業2019年3月掲載時点で税抜き1000円現行一覧で対応する商品を確認できません
モーターユニットの交換作業2019年3月掲載時点で税抜き3000円現行一覧で対応する商品を確認できません
エポキシで覆った核振専用USB端子2022年1月掲載時点で税抜き1000円現行一覧で対応する商品を確認できません
市販品を利用した従来のUSB端子2022年1月掲載時点で税抜き500円現行一覧で対応する商品を確認できません

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)のよくある不安

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)のよくある不安

高圧蒸気滅菌器に対応する?

2023年1月掲載の相談では、購入者が対応可否を尋ねました。
機器では、121℃134℃を選べるとのことでした。
希望は、購入品と付属物をオートクレーブにかけることです。

研究所は、チップ本体には問題がないと回答しました。
ただし、ナイロン糸が縮むため対応不可とのことです。
その後、相談者がどうしたかは結果の記載はありません。

(出典:ok-lab's diary 2023年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/01/14/122952

オートクレーブ後も再加工できる?

2019年3月掲載の相談では、購入品の再加工が希望されました。
相談者は、後端が入らないため困っていると伝えています。
研究所は、使用後の再加工や修正は受けられないと回答しました。

受け付ける範囲は、ガラス製品の糸とモーターの交換でした。
この交換では、研究所が返却品を滅菌すると説明しています。
相談後に交換したかどうかは、結果の記載はありません。

(出典:ok-lab's diary 2019年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/09/150813

オートクレーブで糸は残せる?

2018年4月掲載の日誌では、糸の付け替え依頼が扱われました。
返却された商品は、直後に高圧蒸気滅菌器へ入れられました。
処理時間は40分ほどだったとのことです。

この処理によって、取り付けられた糸が縮みました。
そのため、簡単な修理でも糸は全面交換になりました。
研究所は、返却品をすぐ滅菌すると説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2018年4月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180421/1524299808


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと本体が耐えてもナイロン糸は縮みます
知っておきたい言葉オートクレーブは高圧蒸気滅菌器を指します
何が起きるのか糸の収縮、部品の変形、破損可能性が扱われました
メーカーの答え・対策ナイロン糸付き製品は対応不可との回答です
時期による変化2017年の出荷変更から2026年の破損分析へ進みました
商品と値段過去の費用はありますが、現行対応品は確認できません
よくある不安本体だけでなく、糸や付属物を含む判断が必要です

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。