このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「形状記憶ワイヤーの太さと反発力」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
一言で言うと
太いワイヤーほど反発が強く曲がりにくくなります。
破断後は0.4mm試作と曲げ加工品へ進みました。
形状記憶仕様の現行品は一覧で確認できません。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| 形状記憶合金 | 力がなくなると記憶した形へ戻る合金 |
| ニチノール | 日誌で使われるニッケルチタン合金 |
| 反発力 | 押されたワイヤーが元の形へ戻ろうとする力 |
| 金属疲労 | 普通のワイヤーが曲げの反復で弱くなる現象 |
| チップレス | 固形チップを使わずループで支える構成 |
| 前立腺フック | 曲げたワイヤーの弾力で引き寄せる構成 |
何が起きるのか:0.3mm/0.4mmで変わる反発力
形状記憶ワイヤーは、太さと形によって曲がりやすさと反発力が変わります。
0.6mmのニチノールは曲がって90度へ戻る
2024年4月掲載の日誌では、約0.6mmの形状記憶合金が使われました。
眼鏡の縁ほど固くはなく、力を受けると簡単に曲がるとのことです。
円形に近い曲がりを記憶させたワイヤーでした。
岡田さんは、留置位置では約90度の形を保つと書いています。
位置に応じて変形するため、固定された長い部品とは性質が異なります。
日誌では、曲がり方を元記事の動画で確認できると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2024年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/06/122941
0.3mmのニチノールは糸に近い動きを狙った
2024年10月掲載の日誌では、糸の代わりとして0.3mmが試されました。
従来のエイリアン用ワイヤーは0.7mmで、目的には太すぎたとのことです。
岡田さんは、細いガイドワイヤーを参考に太さを選んだと書いています。
試作した0.3mmは、柔らかく曲がりながら元へ戻る性質を示しました。
外径1mm、内径0.5mmのチューブへ2本入れた試作も紹介されています。
ただし、この時点では慎重に開発と試験を続ける方針でした。
(出典:ok-lab's diary 2024年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/12/122911
直線ニチノールは60度曲げで移動が減った
2024年11月掲載の試作では、予想より留置位置が動いたとのことです。
直線を記憶したワイヤーが、元へ戻ろうとする弱い力を持っていました。
岡田さんは、その力が奥方向への移動に関係したと考えています。
対策後は、球部尿道に近い60度程度の曲がりへ変更されました。
直線へ戻ろうとする作用が減り、留置安定性が向上したとのことです。
日誌では、太さだけでなく記憶させる形も重要だと分かります。
(出典:ok-lab's diary 2024年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/09/122930
0.4mmワイヤーは押しても細くなりにくい

2025年2月掲載の日誌では、0.3mmと0.4mmが比較されました。
0.4mmのループは、圧迫しても細くなりにくかったとのことです。
括約筋を越える際も、0.3mmより通過しにくいと書かれています。
一方、岡田さんは前立腺への存在感が大きいと感じたそうです。
長すぎるループでは括約筋が閉まり切らない可能性も挙げられました。
岡田さんは、0.4mmではループを短めにした注文を肯定しています。
(出典:ok-lab's diary 2025年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/02/15/122943
0.1mmニチノールは輪が大きいほど弱まる
2025年11月掲載の日誌では、0.1mmと0.15mmが比較されました。
0.1mmは、岡田さんが非常にマイルドだと感じた太さです。
0.15mmでは、比較すると刺激が増したと書いています。
ただし、同じ太さでも大きなループほどしなやかに曲がります。
その分、ストッパーとしての働きが弱くなる可能性も挙げられました。
日誌では、太さとループの大きさを合わせて考えています。
(出典:ok-lab's diary 2025年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/15/122921
0.15mmニチノール螺旋は反発が大きい
2026年7月掲載の日誌では、0.15mmの螺旋が試作されました。
単純なループより、圧迫に対する反発力が大きいとのことです。
岡田さんは、ねじれによって張りと粘りが生じると考えています。
太さだけを見れば、0.15mmは細い部類です。
それでも構造によって強い圧迫になり、岡田さんは数分で使用を終えました。
岡田さんは、その際に急激な心不全が起きたと書いています。
販売は、同じ構造を再現できると確認してからの予定とされています。
(出典:ok-lab's diary 2026年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918
形状記憶ワイヤーへのメーカーの答え・対策
研究所は、太さだけでなく曲げ加工や構造も変えて反発力を調整しました。
破断後は0.4mmワイヤーと曲げ加工品を試した
2025年2月掲載の相談では、0.3mmが2週間で破断したと届きました。
相談者は強度と張力を上げるため、より太いワイヤーを希望しました。
研究所は返金を提案し、同じ仕様での再作成をいったん見送りました。
スタッフは、0.4mmなら断面積がほぼ倍になると説明しています。
ただし、弾力が増すため樹脂で束ねる工程も難しくなるとの回答でした。
日誌では、メーカーによる曲げ加工品の入荷を待つ方針が示されています。
(出典:ok-lab's diary 2025年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/02/08/122932
ニチノールは太さ2種と曲げ4種へ広がった

2025年2月掲載の日誌では、メーカー曲げ加工品が発注されました。
太さは0.3mmと0.4mmの2種類です。
完成時の曲がりは75度、90度、105度、130度の4種類でした。
90度を標準とし、75度と105度は前後の選択肢とされました。
130度は、前立腺フックを意識した強い曲がりです。
岡田さんは、初心者には0.3mmがよいと当時書いています。
(出典:ok-lab's diary 2025年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/02/22/122939
0.2mmワイヤーは長時間向けの花びらに残った
2025年4月掲載の日誌では、花びら部分に0.2mmが採用されました。
岡田さんは、0.2mmを柔らかく刺激が強すぎない太さと評価しています。
5日ほどの試用でも、強い刺激は感じなかったとのことです。
0.3mmへ太くすれば、反転しにくい強さになると考えられました。
一方で、括約筋周辺への刺激がかなり強くなると判断されています。
長時間の留置を想定し、0.2mmを残したと書かれています。
(出典:ok-lab's diary 2025年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/04/26/122909
0.4mmワイヤーは青いスクリューへの採用を断った
2026年3月掲載の相談では、青いスクリューへの接続が希望されました。
0.3mmは糸穴を通せましたが、0.4mmは交差部を通せませんでした。
相談者は0.4mmによる90度カーブも望んでいました。
岡田さんは、無理に通すと樹脂が耐えられない可能性を挙げています。
強い復元力が樹脂へかかるため、0.4mmでの依頼を断りました。
日誌では、代わりに0.3mmなら作れる可能性があると案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2026年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/03/14/122910
0.3mm/0.4mmは時期でこう変わった
| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2024年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/06/122941) | 約0.6mmで連結し90度の曲がりを保持 |
| [2024年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/12/122911) | 0.3mmを糸の代わりとして試作 |
| [2024年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/10/19/122847) | 0.4mmの押し込み用ワイヤーを設定 |
| [2024年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/09/122930) | 直線記憶を60度曲げへ変更 |
| [2025年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/02/08/122932) | 破断報告後、0.4mm試作へ移行 |
| [2025年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/02/22/122939) | 太さ2種と曲げ4種をメーカーへ発注 |
| [2025年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/04/12/122910) | 0.2mmとナイロン糸の構成を試作 |
| [2025年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/11/08/122932) | 0.1mmと0.15mmを足ごとに使い分け |
| [2026年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918) | 0.15mm螺旋は強い反発、仕様未決定 |
形状記憶ワイヤーに関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧には日誌で形状記憶つのと併用された本体が載っています。

| 現行商品名 | 現在の税込価格 | 日誌との関係 |
|---|---|---|
| OKプロステートチップ ロング凶悪ゾロ(第二世代生体適合樹脂) | 税込9350円 | 2025年4月掲載の形状記憶つの併用例の本体 |
| OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプ | 税込4400円 | 2025年4月掲載の形状記憶つの併用例の本体 |
表の金額は本体の現行価格で、過去の特注価格ではありません。
形状記憶ワイヤーや形状記憶つのの現行提供は、この表からは分かりません。
OKプロステートチップ ロング凶悪ゾロ(第二世代生体適合樹脂)の商品ページです。

OKプロステートチップ 陶器素材セミロングタイプの商品ページです。
日誌に出る名称は、形状記憶プロステートチップやチップレスなどです。
現行一覧で対応する商品を確認できません
形状記憶ワイヤーのよくある不安
日誌では、安全を決める太さや角度はないと回答されています。
「0.3mmなら落ちにくい?」
2024年12月掲載の相談では、90度なら移動しにくいかと質問されました。
メッシュストッパーを付けない構成も候補に入っていました。
岡田さん側は、0.3mmの弾性力は非常に弱いと回答しています。
120度でも、少しの力で直線に近くなるとの説明でした。
特定の角度だけで移動を防げる保証はないと書かれています。
相談後に実際の構成を使用した結果の記載はありません。
(出典:ok-lab's diary 2024年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/14/122948
「0.4mmを2本にできる?」

2025年3月掲載の相談では、0.4mmを2本使えるかと聞かれました。
希望は、前立腺フックの働きをより強くすることでした。
研究所は在庫の都合から、当初は正式入荷後の試作と回答しました。
その後、0.4mmダブルワイヤーが試作されました。
岡田さんは刺激が強すぎ、2時間ほどで心不全が起きたと書いています。
岡田さんにとっては強すぎる構成だったと案内されています。
(出典:ok-lab's diary 2025年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/03/08/123016
「0.3mmと0.4mmの差は?」
2025年4月掲載の相談では、2本構成の太さが質問されました。
相談者は、反発力による痛みや扱いにくさを心配していました。
研究所は、0.3mmでも0.4mmでも2本構成は可能と回答しています。
ただし、刺激の受け止め方には個人差があるとの説明でした。
岡田さんは0.4mmを2本にした長時間利用には耐えられなかったそうです。
相談者は回答後、長時間留置を考えて0.3mmを選びました。
(出典:ok-lab's diary 2025年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/04/12/122910
「ニチノールは太くできる?」
2026年6月掲載の相談では、柔らかすぎる軸の変更が検討されました。
相談者は抵抗が増えたため、軸を押し進めにくいと伝えています。
より太いニチノールが使えるかという趣旨でした。
岡田さんは、大きいワイヤーを使うこと自体は可能と答えています。
一方で、太くするとしなやかさの利点も減るとのことです。
同様の報告が増えた場合に、固くする案を考えると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/06/122905
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 太いほど反発が強く、曲がりにくい |
| 知っておきたい言葉 | ニチノールは形状記憶合金の一種 |
| 何が起きるのか | 太さ、曲げ、ループ形状で反発が変わる |
| メーカーの答え・対策 | 曲げ加工や細いワイヤーで性質を調整 |
| 時期による変化 | 0.6mmから0.1mmまで用途が広がった |
| 商品と値段 | 現行価格は本体のみ確認できる |
| よくある不安 | 安全性を太さや角度だけでは決められない |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。