特許審査の拒絶と査定見通し|拒絶後も補正や反論で査定に至った【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「特許審査の拒絶と査定見通し」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

一言で言うと

拒絶理由通知後に査定された案件があります。

研究所は補正・条件追加・反論で対応しています。

現行品と個別特許の対応は日誌に説明なし。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
拒絶理由通知審査官が特許を認めにくい理由を知らせる通知です。
拒絶査定特許を認めないという審査上の結論です。
特許査定特許として認める旨の通知です。
補正請求内容や書類を直す対応です。
請求項特許として保護を求める範囲を示す部分です。
先行技術出願より前に公開されていた関連技術です。
新規性先行技術と同じではないという特許上の要件です。
PCT出願複数国への出願手続きにつながる国際出願です。

何が起きるのか:特許審査の拒絶と査定見通しの分かれ方

拒絶理由通知は終点とは限らず、補正や反論後に査定された案件もあります。

特許審査の拒絶と査定見通しはPCTで前進

2019年1月掲載の日誌では、国内出願とPCT出願を済ませていました。
対象は、振動子を備えたプロステートチップの形状です。

国際調査機関は、新規性などの要件があるとの見解を示したそうです。
ただし、この見解は国内での特許査定そのものではありません。

岡田さんは、国際調査の見解書が届いた段階として紹介しています。
この段落には、その後の国内審査結果の記載はありません。

(出典:ok-lab's diary 2019年1月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441

特許審査の拒絶と査定見通しは基本形状が査定

2021年11月掲載の日誌では、2017年出願分に拒絶理由通知が届きました。
対象は、プロステートチップの基本部分です。

岡田さんは、認めにくいと思っていた部分が拒絶されたと書いています。
残った請求内容は、予想どおり査定されそうだと考えていました。

2022年3月掲載の日誌では、尿道留置具の基本形状が査定されています。
日誌では、拒絶箇所と残る請求内容を分けて説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2021年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314

(出典:ok-lab's diary 2022年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/03/05/123200

特許審査の拒絶と査定見通しはUターン型が一発査定

2022年9月掲載の日誌では、2022年8月に一発査定を受けています。
対象は、直腸挿入型前立腺マッサージ器具です。

請求項には、長尺の帯板を折り曲げた構造が書かれていました。
帯板の先端が根元側へ100°以上戻る点も含まれています。

掲載時点の権利期間について、あと16年と書かれていました。
岡田さんは、一発査定と試作品の販売開始を分けて案内しています。

(出典:ok-lab's diary 2022年9月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/03/122644

特許審査の拒絶と査定見通しは螺旋型も査定

螺旋型の拒絶理由と査定結果を伝える掲載画像
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/10/01/122944」より引用(螺旋型の拒絶理由と査定結果を伝える掲載画像)

2022年9月掲載の日誌では、螺旋型お尻チップに拒絶理由通知が届きました。
岡田さんは、補正に向けて弁理士と打ち合わせたと書いています。

2022年10月掲載の日誌では、螺旋という定義に新規性がないとされました。
先行技術として、螺旋型の別用途器具が挙げられたためです。

長尺の帯板という条件を加えた後、特許査定を受けています。
日誌では、螺旋だけでなく追加された条件も説明しています。

(出典:ok-lab's diary 2022年9月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/10/122847

(出典:ok-lab's diary 2022年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/10/01/122944

特許審査の拒絶と査定見通しは電極で困難

2019年4月掲載の日誌では、電極チップの特許可能性を相談しています。
岡田さんは、弁理士へ複数の構成を示したと書いています。

返答は、いずれも特許取得が難しいという内容だったそうです。
そのため、研究所は電極チップの特許を取らない方針にしました。

一方、公開済みの特許文献は開発の参考にしたとのことです。
日誌では、見込みが低い案件を出願しない判断も示しています。

(出典:ok-lab's diary 2019年4月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/13/150233

特許審査の拒絶と査定見通しはチップレスが未確定

チップレス尿道留置具の申請を紹介する掲載画像
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/23/123015」より引用(チップレス尿道留置具の申請を紹介する掲載画像)

2024年11月掲載の日誌では、チップレス尿道留置具を出願しています。
従来の特許では、この構造を保護できないと岡田さんは考えました。

請求項には、前立腺部と球部尿道部のループが含まれています。
両者を結ぶ線状部と超弾性合金ワイヤーも含む構成です。

岡田さんと弁理士は、査定される見込みが高いと考えていました。
ただし、この材料には、その後の査定結果の記載はありません。

(出典:ok-lab's diary 2024年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/23/123015

特許審査の拒絶と査定見通しは糸穴が反論後査定

2025年7月掲載の日誌では、糸穴構造に拒絶理由が届いていました。
通知が来た時期は、同年の三月頃と書かれています。

その後、弁理士が意見書を提出し、ほぼ満額で査定されたとのことです。
日誌では、特開2022-187510の経過情報も案内しています。

2025年8月掲載時点では、出願人名義変更届も受理されていました。
岡田さんは、査定後の名義変更まで経過を報告しています。

(出典:ok-lab's diary 2025年7月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905

(出典:ok-lab's diary 2025年8月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/09/122924


特許審査の拒絶と査定見通しへのメーカーの答え・対策

研究所は、拒絶理由に応じて請求範囲を絞る対応や反論を選んでいます。

特許審査の拒絶と査定見通しは拒絶部分を受容

2021年11月掲載の日誌では、基本特許の一部が拒絶対象となりました。
岡田さんは、その部分を難しいと予想していたと書いています。

拒絶された部分を直し、残る請求内容の査定を待つ方針でした。
2022年3月掲載の日誌では、反論せずに対応したと説明しています。

その後、尿道留置具の基本形状について特許査定を受けました。
日誌では、拒絶理由の範囲に合わせた対応が紹介されています。

(出典:ok-lab's diary 2021年11月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314

(出典:ok-lab's diary 2022年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/03/05/123200

特許審査の拒絶と査定見通しは帯板条件で対応

2022年10月掲載の日誌では、螺旋だけでは新規性が認められませんでした。
審査では、別用途の螺旋型器具が先行技術とされました。

そこで、長尺の帯板という構造上の条件を請求項に加えています。
その条件を含む内容で、螺旋型の特許査定を受けました。

岡田さんは、形だけでなく素材形状の条件が加わったと説明しています。
日誌では、拒絶理由と補正後の請求項が続けて紹介されています。

(出典:ok-lab's diary 2022年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/10/01/122944

特許審査の拒絶と査定見通しは実現構成で請求

陰茎固定装具の特許申請を伝える日誌掲載画像
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/03/18/122146」より引用(陰茎固定装具の特許申請を伝える日誌掲載画像)

2023年3月掲載の日誌では、会陰部を圧迫する構成を検討していました。
岡田さんは、固定を安定させる考えを請求文へ入れようとしました。

弁理士は、願望だけでなく実現する構成が必要だと答えたそうです。
装着方法の発明では、実施者が購入者になるとの説明も受けています。

最終的には、会陰を圧迫できるよう湾曲した構成にしました。
岡田さんは、それでも審査官により拒絶され得ると書いています。

(出典:ok-lab's diary 2023年3月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/03/18/122146

特許審査の拒絶と査定見通しは先行例で判断

2022年12月掲載の日誌では、陰茎固定装具を出願しています。
弁理士は、関連する先行発明を探したとのことです。

岡田さんによると、有力な先行例は研究所の別特許だけでした。
弁理士は、先行例が出なければ通るだろうと見込んでいました。

岡田さんも査定される可能性を高く見ていました。
ただし、掲載時点では申請を済ませた段階と説明されています。

(出典:ok-lab's diary 2022年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/12/31/123019


特許審査の拒絶と査定見通しは時期でこう変わった

特許審査の拒絶と査定見通しは時期でこう変わった
時期(掲載年月)そのころの状態
[2018年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20181031/1540960147)骨盤底筋サポーターは年初頃の査定を予想
[2019年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441)PCT出願で新規性などを認める見解
[2019年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/04/13/150233)電極チップは取得困難と判断して出願せず
[2021年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/11/27/124314)基本特許に拒絶理由通知が届く
[2022年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/03/05/123200)尿道留置具の基本形状が特許査定
[2022年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/03/122644)Uターン型お尻チップが一発査定
[2022年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/10/01/122944)螺旋型は長尺の帯板を加えて査定
[2024年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/04/20/122856)形状記憶型を出願し査定可能性を予想
[2024年11月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/11/23/123015)チップレス型を出願し高い見通しを公表
[2025年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905)糸穴構造は拒絶への反論後に査定

特許審査の拒絶と査定見通しに関係するOKプロステートチップの商品と値段

特許審査の拒絶と査定見通しに関係するOKプロステートチップの商品と値段

現行一覧には、査定記事に出るUターン型と螺旋型の商品があります。

商品名税込価格
OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型税込5500円
OKプロステートお尻チップ 樹脂素材2コブUターン型税込6600円
OKプロステートお尻チップ 樹脂素材螺旋型税込8800円
OKプロステートお尻チップ 陶器素材1コブUターン型税込5500円
OKプロステートお尻チップ 陶器素材2コブUターン型税込6600円

値段と商品名は公式サイトで確認できます。

OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型
OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型(出典: https://ok-lab.net/products/view/63

OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型を公式サイトで見る ▶OKプロステートお尻チップ 樹脂素材1コブUターン型(商品ID 63)

OKプロステートお尻チップ 樹脂素材螺旋型
OKプロステートお尻チップ 樹脂素材螺旋型(出典: https://ok-lab.net/products/view/65

OKプロステートお尻チップ 樹脂素材螺旋型を公式サイトで見る ▶OKプロステートお尻チップ 樹脂素材螺旋型(商品ID 65)

上の現行品と各特許の請求項との個別対応は、日誌に説明なし。
電極チップは、現行一覧で対応する商品を確認できません。

チップレス尿道留置具は、現行一覧で対応する商品を確認できません。
糸穴構造特許の対象品も、現行一覧で対応する商品を確認できません。


特許審査の拒絶と査定見通しのよくある不安

材料で確認できた購入者の質問は、糸通し穴の追加可否に関するものです。

特許審査の拒絶と査定見通し:糸穴可?

糸通し穴の追加相談と査定経過を伝える掲載画像
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905」より引用(糸通し穴の追加相談と査定経過を伝える掲載画像)

2025年7月掲載の相談では、先端側への糸通し穴追加が希望されました。
相談者は、チップレス部と従来型チップの組み合わせを考えていました。

岡田さんは、設計担当者へ確認しないと分からないと答えています。
作ること自体は可能でも、需要によっては製品化しない見込みでした。

陶器では似た趣旨の特注品を作ったことがあると書かれています。
岡田さんは確認が必要と案内し、結果の記載はありません。

(出典:ok-lab's diary 2025年7月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと拒絶理由通知後も補正や反論で査定された案件があります。
知っておきたい言葉拒絶理由通知と拒絶査定は異なる段階です。
何が起きたか基本形状や螺旋型、糸穴構造は拒絶後に査定されました。
メーカーの答え・対策請求範囲の補正、条件追加、意見書で対応しています。
時期による変化2019年の見解から2025年の査定まで経過があります。
商品と値段Uターン型と螺旋型は現行一覧に掲載されています。
よくある不安糸穴追加は設計確認と需要判断が必要との回答でした。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。