接着剤で自作・固定するのは大丈夫?|外れた報告と対策の限界【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「接着剤で自作・固定する」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

この記事は、接着剤で器具を自作・固定することについて、接着部分が外れた報告とメーカーの対策をまとめたものです。
体内に残って手術に至った報告や、返品と構造の変更、未解決の点が分かります。

※このページは販売元・製造元とは関係のない個人の読書メモです。記載は元記事の時点の情報で、正確さや安全性を保証しません。医療機器ではなく、健康上の判断は医師にご相談ください。最新情報は公式サイトでご確認ください。広告を含みます。

一言で言うと

接着部が外れ、体内に残って手術に至った報告があります。

メーカーは、返品対応や接続構造の変更を案内しています。

2024年12月も接着の確実性は課題とされています。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
エポキシ系接着剤樹脂系の接着剤です。材料ではチップの連結や表面の引っ掛かりへの対策に登場します。
BONDIC紫外線で固まる接着剤です。糸の接続部分の形を整える試作に使われています。
ループ式糸の接続方式の名称です。糸が完全に外れる問題への対策として採用されました。
ストッパーチップの糸に付く部品です。材料には、この部品の用途について詳しい説明がありません。
釉薬陶器の表面に塗るものです。穴では使わない理由は説明されていますが、用途の詳しい説明はありません。
ホットボンド熱で溶け、冷えると固まる素材です。接着や形作りに利用できるものとして紹介されています。
つの接続チップの接続方法の名称です。ゴムと芯になる素材を使い、曲がる接続部分を作る話に登場します。
バルーンカテーテル材料では医療器具として扱われています。外付け部品を体内にとどめる土台として提案されました。
セーフティチップ相談に登場する補助部品です。既存のチップとチューブをつなぐ用途が提案されました。
アウターチップ別の器具の外側に付ける部品の案です。前立腺への刺激を加える目的で相談されています。
ゲートキーパーピンやロック部品を備えた器具です。材料には、器具全体の用途の説明がありません。

何が起きるのか:接着剤で自作・固定する接続部の外れ

OKプロステートチップは、尿道に入れて前立腺を刺激する器具です。
岡田さんは、排尿もできることを製品の考え方として挙げています。
接着剤は、チップ同士の連結や、糸とチップの接続部分に使われています。
ほかにも、ストッパーやゲートキーパーの部品を固定する話が出ています。
材料では、こうした固定の提案とともに、接着部分が外れた報告も紹介されています。

接着剤で自作・固定する連結部が外れ体内に残った

2018年4月掲載の報告では、刺激を増やそうとしたチップ同士の連結が問題になりました。
相談者は、エポキシ系接着剤(樹脂系の接着剤)による接着部分が外れたと伝えています。

取り出すための糸を短くした状態で、ロング型のチップが膀胱内に残ったとのことです。
排尿時の鈍い痛みが続き、1週間後に体外へ出たと報告しています。

相談者は、表面に黒ずみも認めたと伝えていますが、付着物の正体は分かりません。
岡田さんは、ロング型には病院での対応が必要になる危険があると注意を促しています。

(出典:ok-lab's diary 2018年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180407/1523090115

接着剤で自作・固定する試作が構造検討につながった

糸の接続について提案された樹脂製チップの試作品
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380」より引用(糸の接続について提案された樹脂製チップの試作品)

2018年5月掲載の日誌には、接着の仕事に携わる相談者から、糸の接続に関する提案が届きました。
BONDIC(紫外線で固まる接着剤)を使い、接続部分の形を整えた試作の報告です。

提案には、接着だけに頼らず、糸の結び方やチップの構造を変える考え方も含まれます。
ガラス製に続き、樹脂製の試作品についても報告しています。

岡田さんは、この提案から表面と樹脂の接着について着想を得たと書いています。
穴のある構造についても、今後の検討課題にすると案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380

接着剤で自作・固定する対策にも未解決の点が残った

2018年6月掲載の特注品の感想では、樹脂部分の引っ掛かりと痛みが報告されています。
相談者は、使用の調子が悪いと出血も起き、続けて使えなくなると伝えています。

岡田さんは、糸外れや剥がれへの対策で樹脂の量を増やした影響かもしれないと書いています。
一方、安全対策上、以前の薄さには戻せず、部分的な修正もできないと答えています。

糸全体を交換しても、再び引っ掛かりが生じる可能性があるという回答でした。
日誌では接着剤による表面への対策も挙げていますが、解決方法は見つかっていないとしています。

(出典:ok-lab's diary 2018年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180630/1530342059

接着剤で自作・固定する自家製器具で手術に至った

2019年5月掲載の相談では、自家製器具の接着部分が膀胱内で外れ、手術に至ったと伝えています。
金属製の器具にプラスチックのチューブを接着したものを使っていたという報告です。

相談者は、その経験から別の製品を求め、研究所のガラス製チップを購入したと書いています。
しかし、太さが希望に合わず、購入から1週間くらいで洗浄中に折れたと報告しました。

岡田さんは陶器への移行を急ぐと答えましたが、その後の購入結果の記載はありません。
陶器では大きさの制約を減らした特注を考えているため、発売を待つよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2019年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/04/162111

接着剤で自作・固定する素材にも相性の疑問が残った

2019年10月掲載の日誌では、自作をする相談者からホットボンドの提案が届いています。
ホットボンド(熱で溶けて冷えると固まる素材)を、接着や形作りに使うという話です。

岡田さんは、形を作った後の安定性に期待を示しています。
ただし、100度以上で溶ける樹脂と聞き、ナイロン糸との相性を心配しています。

日誌には、この素材を使ったチップの試験結果や、その後の製品化の記載はありません。
岡田さんは、原料で品質が大きく異なると聞いており、専門家にも相談したいと書いています。

(出典:ok-lab's diary 2019年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/10/19/125859

接着剤で自作・固定する補修後も別の接続面が剥がれた

2021年4月掲載の感想は、つの接続(チップをつなぐ接続方法)の試供品についてです。
ばねの反発力は希望どおりでしたが、1度目の使用でゴムとチップの接続面が剥がれたとのことです。

強力瞬間接着剤で補修すると、次の使用では、もう一方の接続面が剥がれたと伝えています。
再び接着して経過を見ているという段階で、その後の結果の記載はありません。

岡田さんは、製作上の不確実さから、その後はこの芯を採用していないと答えています。
日誌では、接続する位置に応じ、ばねとは別の芯を使う方式を採用すると説明されています。

(出典:ok-lab's diary 2021年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/04/03/130518

接着剤で自作・固定する外付け部品は構想にとどまった

2023年4月掲載の相談では、バルーンカテーテル(医療器具)に外付けする部品を求めています。
アウターチップ(器具の外側に付ける部品)を、前立腺への刺激のために使いたいという希望です。

岡田さんは、部品を縛って固定すると、ずれや脱落が起きそうだと書いています。
強く縛るとチューブの穴がつぶれることも懸念し、接着なら可能性がありそうだとしています。

ただし、掲載時点では確実な固定方法の案はなく、製作や使用の結果も書かれていません。
岡田さんは、確実に固定できる部品を思いつけば試したいとして、情報を求めています。

(出典:ok-lab's diary 2023年04月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/04/29/123107


「接着剤で自作・固定する」へのメーカーの答え・対策

メーカーの回答には、接着の提案だけでなく、返品や接続構造の変更も含まれます。

接着剤で自作・固定する問題には返品でも対応した

糸の接続方式変更とともに紹介された製品の包装
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380」より引用(糸の接続方式変更とともに紹介された製品の包装)

2018年5月掲載の相談では、樹脂とガラスの間の隙間を心配しています。
研究所は使用の可否を尋ねられ、不良返品と返金を提案しましたが、実施結果の記載はありません。

同じ日誌で、ループ式(糸外れへの対策として採用した接続方式)への変更も発表されました。
岡田さんは、糸が完全に外れる問題には対策できたと考える一方、樹脂の剥がれは未解決としています。

変更は2018年5月24日出荷分からで、旧方式からの変更も受け付けるとしています。
一部販売自粛を決めた5/10日以降、5/23日迄に発送した未対策品には返品・返金が案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2018年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380

接着剤で自作・固定する補強は応急対策とされた

2018年6月掲載の日誌では、厚くした後のストッパーも、服を着て作業していると割れたと伝えています。
ストッパー(チップの糸に付く部品)について、岡田さんは素材自体のもろさを挙げています。

接着による固定は、特定のチップ専用にする場合の応急対策として紹介されています。
複数のチップで共用する場合には、接着とは別の補強案も示されました。

岡田さんは、接着によって折れにくくなるのではないかと考えていますが、根本対策はないとしています。
当時は、チップと同時購入する場合に、研究所で接着して届ける対応も案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2018年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180602/1527922643

接着剤で自作・固定する改造サービスは予定されなかった

2022年8月掲載の相談では、手持ちのチップにチューブを接続するため、補助部品の利用が提案されました。
スタッフは、二本糸用のセーフティチップ(補助部品)による接続は、研究所では失敗したと答えています。

相談者は続けて、接着剤や樹脂による固定を加える案を示しています。
スタッフは可能性を認めつつ、研究所で作るなら直接接続のほうが費用と手間を抑えられると答えています。

手持ち品の改造後の結果は書かれておらず、研究所も既存品の改造サービスは考えていないとしています。
新しく注文する場合には、補助部品を介する方式より、直接接続のほうが安いという考え方が案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2022年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/20/122920

血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。


「接着剤で自作・固定する」は時期でこう変わった

接続構造を見直す提案の中で紹介されたガラス製試作品
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380」より引用(接続構造を見直す提案の中で紹介されたガラス製試作品)
時期(掲載年月)そのころの状態
[2018年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180407/1523090115)自作の接着部が外れ、チップが体内に残ったと報告。
[2018年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180524/1527153380)糸の接続方式を変更し、別構造の試作も紹介。
[2018年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180602/1527922643)ストッパー破損に対し、接着は応急対策とされた。
[2019年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/05/04/162111)自家製器具の接着部が外れ、手術に至ったと報告。
[2019年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/06/01/155432)穴があり、糸のない陶器製チップの提供は可能と回答。
[2019年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/10/19/125859)ホットボンドの提案に、糸との相性を懸念。
[2021年4月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/04/03/130518)ばねを芯にした試供品が剥がれ、その芯は不採用と説明。
[2022年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/08/20/122920)既存品の接着改造案に、研究所のサービス化は予定なし。
[2023年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/12/30/122243)外れたロック部品には接着での固定が可能ではと回答。
[2024年12月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/07/122832)ピンの再脱落に、岡田さんが形状変更の意向を示した。

その後のピン形状や補修結果については、材料に記載なし。


「接着剤で自作・固定する」に関係するOKプロステートチップの商品と値段

「接着剤で自作・固定する」に関係するOKプロステートチップの商品と値段

この話に直接ひもづく現行商品はありません。


「接着剤で自作・固定する」のよくある不安

接着剤や固定方法への質問には、試す前の提案や、結果が分からない回答も含まれます。

「接着剤で自作・固定する穴は特注可?」

2019年6月掲載の相談では、糸を交換したいという希望から、糸のない陶器製チップを求めています。
岡田さんは、穴のある糸なし品の提供は可能だが、穴の部分には樹脂の処理が必要だと答えています。

穴に釉薬(陶器の表面に塗るもの)を使わないのは、焼く際に設備へ張り付くのを避けるためとのことです。
相談者が手元での接着を希望すると、岡田さんは、ざらついた状態での引き渡しも可能と答えています。

その後に接着を試した結果の記載はありません。
当時は特注に最低5週間程度かかり、焼き直しではさらに2週間程必要と案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2019年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/06/01/155432

「接着剤で自作・固定する修理は可能?」

2023年12月掲載の相談では、ゲートキーパーのロック部分が外れ、接着で直せるかを尋ねています。
ゲートキーパー(ピンやロック部品を備える器具)を外す際に、部品の脱落に気づいたという報告です。

スタッフは、アロンアルファなどによる固定で対応できるのではないかと答えています。
相談者がこの回答のあとに補修した結果の記載はありません。

同じ段落の製作途中の報告は、別に依頼した小型の特注品についてのものです。
スタッフからは、補修について不明な点があれば知らせるよう案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2023年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/12/30/122243

「接着剤で自作・固定するならどれ?」

留め具のピンが外れたという報告に添えられた写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/07/122832」より引用(留め具のピンが外れたという報告に添えられた写真)

2024年12月掲載の相談では、ゲートキーパーのピンが抜け、反対側も緩んでいると伝えています。
相談者はボンドウルトラ多用途SU(耐衝撃)/コニシで補修したものの、煮沸時に外れたと報告しました。

樹脂に合う接着剤を尋ねられ、岡田さんは金属用アロンを使っていると答えています。
ただし、接着だけの固定は強い力で抜けるようで、確実には接着できないかもしれないとしています。

相談者からは、接着剤の変更に加え、ピンの形を変えて外れにくくする案も出ています。
岡田さんは、その提案を受けてピンの形状を変えてみる意向を示しています。

(出典:ok-lab's diary 2024年12月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2024/12/07/122832


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと接着部の脱落は報告されており、返品や構造変更も対策に含まれます。
言葉の意味接着剤には種類があり、糸の接続、表面、部品の固定で使われています。
何が起きるのか体内への残留や手術、補修後の別の接続面の剥がれが報告されています。
メーカーの答え・対策接着による補強には、応急対策や、試す前の提案も含まれます。
時期で変わったこと2018年の糸の接続方式変更から、2024年のピン形状の見直し提案へ続いています。
商品と値段この話に直接ひもづく現行商品はありません。
よくある不安接着剤名への回答はありますが、2024年12月も確実な接着には疑問が示されています。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。

この記事は開発日誌の記録をまとめた解説です。医療機器ではなく、効果を保証するものではありません。体に異常や不安があるときは医療機関へ相談してください。価格・仕様・注意事項は変わることがあるため、公式ブログ・公式サイトで最新の情報をご確認ください。販売や発送のご質問は販売元へお願いします。