このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「煮沸中に鍋底で傷む・変形」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。
一言で言うと
糸・コード・チップに損傷や変形が起こり得ます。
鍋への接触と熱の偏りを避けるという回答です。
現行一覧で対応する商品を確認できません。
読む前に知っておきたい言葉
| 言葉 | やさしい説明 |
|---|---|
| ナイロン糸 | チップをつなぐ糸です。製品の引っ張り強度と操作性を支えるために付いています。 |
| シリコナイロ(尻子内路)紐 | 細いシリコーンチューブへナイロン糸を通した紐です。糸を水や熱から保護する目的で試作されました。 |
| ループナイロン糸 | ナイロン糸全体を輪にした糸構造です。折れ曲がりにくく、基本の輪形を保つために作られました。 |
| 第二世代生体適合樹脂 | チップ本体に使われる樹脂です。旧生体適合樹脂より強度を上げる目的で採用されています。 |
| 熱応力(温度差の力) | 部分ごとの温度差で素材内部に生じる力です。2026年の破断原因を考えるために挙げられました。 |
何が起きるのか:煮沸中に鍋底で傷む・変形
対象は、OKプロステートチップ本体や、チップをつなぐ糸とコードが煮沸中の熱で傷む問題です。
チップは尿道内で使われ、ナイロン糸はチップをつなぎ、製品をコントロールするために付いています。
核振チップでは、コードがコントローラー部とチップ部の間に付いています。
問題になる場所として、日誌では鍋底、鍋側面、鍋縁、湯の外へ出た糸が挙げられています。
煮沸中に鍋底で傷む・変形は糸にも及ぶ
2019年1月掲載の相談では、ガラス製品を煮沸してよいか質問しています。
研究所は、ガラスも樹脂も100度の煮沸では経験上問題ないと答えました。
ただし、湯から出たナイロン糸が鍋へ触れると、100度以上になる可能性も挙げています。
岡田さんは、糸を湯の外へ出さない注意が必要と書いています。
(出典:ok-lab's diary 2019年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441
煮沸中に鍋底で傷む・変形が空焚きで広がった

2021年9月掲載の相談では、少なくとも10分の空焚き状態になりました。
ナイロン糸はぼろぼろになり、樹脂部分も変色していました。
研究所は当初、糸交換を1100円と手数料400円で案内しました。
その後、ガラスにもひびが見つかり、糸交換はできないという結論になりました。
研究所は、加熱で変質した糸の使用を勧めていません。
(出典:ok-lab's diary 2021年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/18/130132
煮沸中に鍋底で傷む・変形してもループは保つ
2025年10月掲載の日誌では、一体化したループナイロン糸が試作されました。
小さな鍋で煮沸すると、ループ全体が少し鍋の形に変形するとのことです。
それでも、基本となるループ形状は保たれると書かれています。
長いループでは、輪のまま幾分変形することも説明されています。
岡田さんは、吊り下げて保管すると元の形に戻ると書いています。
(出典:ok-lab's diary 2025年10月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/10/25/122907
煮沸中に鍋底で傷む・変形には特注紐を選んだ
2026年2月掲載の相談では、鍋底による収縮や劣化を減らす希望が出ています。
相談者は、30㎝の糸をシリコナイロへ変更できるか尋ねました。
研究所は作成可能と答え、シリコナイロ30㎝を2200円と見積もりました。
この仕様は実際に作成されましたが、使用後の結果の記載はありません。
岡田さんは、空焚きでは内部のナイロン糸だけが縮むと考えています。
(出典:ok-lab's diary 2026年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/21/122935
煮沸中に鍋底で傷む・変形から破断へ進んだ
2026年6月掲載の相談では、約10分の煮沸後にチップが二つに割れました。
研究所は、加工なしの破損報告は発売から1年ほどで初めてと答えました。
同月の続報では、積層方向に沿った複数のひびが接写写真で確認されました。
研究所は初期不良として扱いましたが、在庫切れのため返金対応としました。
制作担当者は、容器底の内側が上限115度になり得ると説明しました。
岡田さんは断定を避けつつ、鍋底との密着へ注意を促しています。
(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/13/122909
(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/27/122906
(出典:ok-lab's diary 2026年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918
煮沸中に鍋底で傷む・変形へのメーカーの答え・対策
岡田さんの答えは、水外や加熱面との接触と、熱の偏りを避けることです。
煮沸中に鍋底で傷む・変形は水外の糸を警戒
2019年2月掲載の相談では、熱湯消毒後にナイロン糸が短くなったと感じています。
研究所の試験では、120度まで上げると15%縮みました。
一方、通常の100度煮沸では、縮んだ経験はないとの回答です。
岡田さんは、糸が水外で鍋側面へ付くと100度以上になると考えています。
岡田さんは、水外で鍋に触れる状態へ注意を促しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/02/02/153358
煮沸中に鍋底で傷む・変形を核振チップは避ける
2019年3月掲載の相談では、電子機器である核振チップの消毒方法を尋ねています。
研究所は、コントローラー部は洗浄も煮沸もできないと答えました。
コードが加熱中の鍋へ触れると、損傷する可能性が高いとの回答です。
コントローラーへ蒸気が当たることも良くないと説明されています。
研究所は、核振チップを火にかけた鍋へ浸さないよう案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年03月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/02/151104
煮沸中に鍋底で傷む・変形をシリコーンが覆う

2022年9月掲載の日誌では、シリコナイロ(尻子内路)紐が試作されました。
外径1mm、内径0.5mmの管へ、0.25mmのナイロン糸を二本通す構造です。
岡田さんは、シリコーンの耐熱性を200度以上と説明しています。
シリコーンが鍋縁に触れたナイロン糸を保護すると書いています。
岡田さんは、水と熱から糸を覆う対策として案内しています。
(出典:ok-lab's diary 2022年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/24/122837
煮沸中に鍋底で傷む・変形は熱の偏りを避ける
2026年7月掲載の日誌では、制作担当者が破損品の実物を確認しました。
ガラス容器の内側底面は、100度を超えて上限115度になるとの見解です。
均一に加熱すれば耐えても、熱が偏ると破壊され得ると説明しています。
原因候補は、温度差で生じる熱応力による亀裂の進展です。
岡田さんは、この見解は絶対ではないとも書いています。
そのうえで、鍋底へ密着した状態を避けるよう注意を求めています。
(出典:ok-lab's diary 2026年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918
煮沸中に鍋底で傷む・変形は時期でこう変わった
| 時期(掲載年月) | そのころの状態 |
|---|---|
| [2019年1月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441) | 100度は経験上問題なし、湯外の糸に注意 |
| [2019年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/02/02/153358) | 120度で15%縮み、100度では経験なし |
| [2019年3月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/03/02/151104) | 核振チップは加熱中の鍋との接触を回避 |
| [2021年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/18/130132) | 空焚きで糸・樹脂・ガラスが損傷 |
| [2022年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/24/122837) | シリコナイロでナイロン糸を保護 |
| [2025年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/10/25/122907) | ループ糸は少し変形しても基本形を保持 |
| [2026年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/21/122935) | シリコナイロも空焚きでは内部収縮の見込み |
| [2026年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/13/122909) | 第二世代生体適合樹脂で初の破損相談 |
| [2026年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/27/122906) | 初期不良として返金、原因は未特定 |
| [2026年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918) | 容器底は上限115度、熱応力説を提示 |
煮沸中に鍋底で傷む・変形に関係するOKプロステートチップの商品と値段
現行一覧で対応する商品を確認できません。
日誌に出る掲載時点の価格情報は、この4つです。
いずれも現行一覧で同じ仕様と価格を確認できません。
| 掲載年月・日誌に出た項目 | 掲載時点の価格 | 現行一覧との照合 |
|---|---|---|
| [2021年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/18/130132)・糸交換 | 1100円+手数料400円 | 現行一覧で対応する商品を確認できません |
| [2022年9月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2022/09/24/122837)・シリコナイロ紐試作1 | 税抜き1区画1000円、合計3000円 | 現行一覧で対応する商品を確認できません |
| [2025年10月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/10/25/122907)・一体化したループナイロン糸 | 税抜きで10cm迄1000円、20cmまで1500円、30cm迄3000円 | 現行一覧で対応する商品を確認できません |
| [2026年2月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/02/21/122935)・シリコナイロ30㎝ | 2200円 | 現行一覧で対応する商品を確認できません |
2021年9月掲載の糸交換は、付属オプションで金額が変わる場合もありました。
同じ相談ではガラスのひびが判明し、最終的に糸交換はできませんでした。
2022年9月掲載のシリコナイロは、近日中に定番販売する予定とされていました。
ただし、販売終了や現在の提供状況は材料に記載されていません。
煮沸中に鍋底で傷む・変形のよくある不安
「煮沸中に鍋底で傷む・変形する?」
2019年1月掲載の相談では、ガラス製品を煮沸しても問題ないか尋ねています。
研究所は、ガラスも樹脂も100度では経験上問題ないと答えました。
ただし、湯外のナイロン糸は鍋へ直接触れる可能性があります。
この相談について、煮沸後の結果の記載はありません。
研究所は、糸と鍋の直接接触へ注意を促しています。
(出典:ok-lab's diary 2019年01月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20190112/1547275441
「煮沸中に鍋底で傷む・変形で縮む?」
2019年2月掲載の相談者は、熱湯消毒を重ねた糸が短くなったと感じました。
研究所の試験では、120度でナイロン糸が15%縮みました。
通常の100度煮沸では、研究所に縮んだ経験はないとのことです。
相談後に糸の状態を確認した結果の記載はありません。
岡田さんは、水外で鍋側面へ触れた可能性を挙げています。
(出典:ok-lab's diary 2019年02月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2019/02/02/153358
「煮沸中に鍋底で傷む・変形後も使える?」
2021年9月掲載の相談では、空焚き後も使用できるかを尋ねています。
研究所は、加熱で変質した糸の使用を勧めませんでした。
当初は1100円と手数料400円で、糸交換を受ける回答でした。
その後ガラスのひびが分かり、糸交換もできなくなりました。
研究所は、変質した糸をそのまま使わない考えを示しています。
(出典:ok-lab's diary 2021年09月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/09/18/130132
「煮沸中に鍋底で傷む・変形の原因は?」

2026年6月掲載の相談では、強い力を加えていないのに割れたと尋ねています。
研究所は当初、煮沸方法に問題は見当たらず、原因不明と答えました。
相談者の続報では、ガラス容器が泡で浮くため、底面過熱を疑っています。
制作担当者は、接触部分の熱応力で亀裂が進んだ可能性を挙げました。
容器底の内側温度は、上限115度になるとの見解です。
岡田さんは断定せず、鍋底との密着に注意を求めています。
(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/13/122909
(出典:ok-lab's diary 2026年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/06/27/122906
(出典:ok-lab's diary 2026年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2026/07/04/122918
この記事のまとめ
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 一言で言うと | 鍋との接触や熱の偏りで、糸やチップが傷む可能性があります。 |
| 知っておきたい言葉 | ナイロン糸、シリコナイロ、ループ糸、熱応力が関係します。 |
| 何が起きるのか | 収縮、変色、ひび、破断、ループの一時的な変形が書かれています。 |
| メーカーの答え・対策 | 湯外の糸、加熱面との接触、不均一な加熱への注意です。 |
| 時期による変化 | 糸への注意から、保護紐と熱応力の見解へ進みました。 |
| 商品と値段 | 関連する特注や修理は、現行一覧で対応品を確認できません。 |
| よくある不安 | 100度での経験と、100度を超える局所的な熱は分けて考えられています。 |
出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。