糸接続穴構造の特許はどうなった?|2025年に査定と名義変更を報告【OKプロステートチップ】

このページは、岡田快適生活研究所(OKラボ)の代表・岡田さんが書いている開発日誌
「ok-lab's diary」(https://ok-lab.hatenablog.com/)の記事をもとに、
テーマ「糸接続穴構造の特許」に関する話だけを掲載日順にまとめたものです。
過去の価格・寸法は日誌の記載時点のもの、今の価格は公式サイトの現行商品一覧(2026年9月4日取得)にもとづいています。

この記事は、糸をつなぐための穴の特許について、開発から名義を変える手続きまでの経緯をまとめたものです。
製造の課題や長期使用に関する相談、特許の登録完了の記載がないことも分かります。

一言で言うと

糸を外れにくくする穴構造の特許申請です。

メーカーは、接着用の樹脂を使わない接続を開発しました。

最新の材料は2025年8月の名義変更報告です。


読む前に知っておきたい言葉

言葉やさしい説明
糸接続穴構造チップ内部に設けた、糸をつなぐための穴の形です。糸が外れにくくなるように考えられています。
3穴貫通タイプ穴に糸が通るチップの方式です。補助用などのチップの位置を調整するために採用されました。
エポキシ樹脂従来の接続部分に使っていた樹脂です。チップに糸を固定するための材料でした。
生体適合体内で使う材料の適合性を指す言葉です。岡田さんは、接続部分の素材を選ぶ理由に挙げています。
縫合糸手術に使う糸です。2021年6月の日誌では、チップと組み合わせる材料として登場します。
特許査定特許申請に対する審査の判断です。日誌では、権利に関する次の手続きへ進む節目として報告しています。
出願人名義変更申請者の名義を変える手続きです。この話では、製品の作成を担当する会社へ名義を移すために行われました。

何が起きるのか:糸接続穴構造の特許は接続方法の開発から進んだ

OKプロステートチップは、尿道内に置くことを想定した器具として日誌で紹介されています。
糸接続穴構造(糸をつなぐための穴の形)は、チップの内部から終端にかけて設けられています。
岡田さんは、糸が簡単に外れず、押されても戻らない接続を求めたと書いています。
接着用の樹脂を使わずに糸を固定するため、内部に曲がった穴を設けた構造です。

糸接続穴構造の特許の前に位置調整の出願がある

2018年6月掲載の日誌では、3穴貫通方式の特許申請を済ませたと岡田さんが報告しています。
このとき挙げられた申請番号は、特願2018-125440です。

従来はチップの位置が固定され、糸の長さが合わない不便さがあったと説明しています。
3穴貫通タイプ(穴に糸が通る方式)では、安全用や補助用のチップの位置を変えられるとしています。

材料には、2018年の申請と、後に紹介する糸穴構造の申請が同じだという説明はありません。
位置を調整したい場合の選択肢として、この方式が案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2018年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180630/1530342059

糸接続穴構造の特許は樹脂を使わない開発へ進んだ

2021年5月掲載の日誌では、岡田さんがチタン製品の糸接続方法について、専門家と相談していました。
同月の長期使用への返事では、接続部分の材料が課題として挙げられています。

従来の固定には、エポキシ樹脂(糸を接着するための樹脂)が使われていました。
岡田さんは、その樹脂を生体適合(体内で使う材料の適合性)の面で課題と考えていました。

そこで、チタンと糸だけで構成する製品を目指し、新しい接続方法を開発中だと説明しています。
特許出願を予定しているため、接続方法の詳細はまだ公表できないと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2021年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/05/01/130245

糸接続穴構造の特許申請後に新方式を公開した

新しい糸接続構造を公開した際のチタン製チップ写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849」より引用(新しい糸接続構造を公開した際のチタン製チップ写真)

2021年6月掲載の日誌で、岡田さんは、その週に申請を終えて新方式を公開できたと報告しています。
公開を待った理由は、先に画像を出して既に知られた技術と扱われることを避けるためだったそうです。

それまでの紹介画像は、実際の新構造を伏せ、従来の樹脂接続方式を見せていたと説明しています。
新方式は、チタン製の本体と縫合糸(手術に使う糸)で構成するとしています。

当時、試作できていたのは短いタイプだけで、他の形状まで完成していたわけではありません。
今後は、立体的に設計するチップにこの接続方式を採用する予定だと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2021年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849

糸接続穴構造の特許を目指す設計が製造の課題になった

2023年7月掲載の日誌で、岡田さんは、ステンレス製の発売に時間を要した理由を振り返っています。
当初の提案は終端に大きな穴を設ける形でしたが、岡田さんは独自の接続構造を求めたそうです。

将来、チップの形を作ることが一般的になっても、接続構造の特許で差をつけたいと考えたとしています。
ただ、樹脂製で実現できた曲がった穴も、ステンレス製では内部のざらつきで糸が通りにくかったそうです。

岡田さんは、高度な穴構造を求めたことが発売までに一年かかった主な理由だと考えています。
納品時点でも糸を通せない製品があり、当面は販売方法を制限すると案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2023年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632

糸接続穴構造の特許は反論を経て査定された

2025年7月5日掲載の日誌では、糸穴構造について特許査定(申請への審査の判断)を受けたと報告しています。
岡田さんによると、三月頃には、特許を認められない理由が届いていたとのことです。

特許の手続きを担当する専門家が反論し、ほぼ希望どおりの判断を得られたと書いています。
このときは、公開番号の特開2022-187510と、意見書の掲載先が紹介されています。

その後は設計者側の会社への権利譲渡などと、特許に関する費用の支払いを進める予定だとしています。
経緯を知りたい場合は、特許庁の経過情報にある2025/04/23の意見書が案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905

糸接続穴構造の特許査定後に連結の試みを報告した

2025年7月12日掲載の日誌では、岡田さんがチップ同士の糸連結を試したと報告しています。
目指したのは、糸の両側にチップをつなぐ形で、糸は実際には二本だと説明しています。

この穴構造は、接続した糸が逆戻りしないように設計を依頼したものだそうです。
その特徴のため、終端側からの接続は難しく、以前のステンレス製でも苦労したと振り返っています。

今回は接続できる方法を見つけたとしていますが、体内での使用結果は材料に記載がありません。
日誌では、接続できた状態の写真と動画が案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2025年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/12/122911

糸接続穴構造の特許は出願人の名義変更へ進んだ

2025年8月掲載の日誌では、出願人名義変更(申請者の名義を変える手続き)が報告されています。
岡田さんは、事情があって、研究所側の名義で特許を申請していたと説明しています。

査定を受けたため、製品の作成を担当する会社へ名義を変えるよう、専門家に依頼したそうです。
岡田さんによると、特許庁の経過情報では、変更の届け出が受理されているようだったとのことです。

岡田さんは、この構造の発明者は岡田さん本人ではないとも書いています。
特許の登録完了や、その後の権利の状況については、材料に記載がありません。

(出典:ok-lab's diary 2025年08月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/09/122924


糸接続穴構造の特許へのメーカーの答え・対策

メーカーは、糸が外れにくい構造と、接着用の樹脂を使わない接続を目指しました。

糸接続穴構造の特許は糸交換の負担も減らす設計だった

2021年6月掲載の日誌では、新構造によって発送や糸交換の待ち時間も変わると説明しています。
以前は、糸を固定する樹脂が十分に固まるまで、発送を待つ必要があったとのことです。

新方式ではその待ち時間が不要になり、在庫があれば接続後に発送できるとしています。
研究所での糸交換も、衛生処理後に新しい糸を接続して返送できると説明しています。

作業が減るため、糸交換は当時の価格の半額くらいで可能になるという見通しも示しています。
この案内の対象は、この接続方式を使うチタン製と生体適合樹脂製の製品に限られています。

(出典:ok-lab's diary 2021年06月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849

糸接続穴構造の特許は二本糸の独立も重視した

2023年7月掲載の日誌では、岡田さんが設計時に求めた条件を具体的に説明しています。
終端に結び目がなく、接続後に簡単には外れず、逆方向から押されても糸が戻らないことでした。

さらに、二本の糸を使い、一本が切れても残りの一本に影響しないことを求めたとしています。
こうした条件を満たすため、内部の穴は複雑に曲がる形になったと説明しています。

一方、ステンレス製の重さは糸の耐久性に影響すると岡田さんは考えていました。
そのため、この時点では4本糸にする選択肢もあってよいと書かれています。

(出典:ok-lab's diary 2023年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632

糸接続穴構造の特許に関わる製品は完成後に受注

販売方法を一時的に制限した際のステンレス製チップ
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632」より引用(販売方法を一時的に制限した際のステンレス製チップ)

2023年7月掲載の日誌では、糸を通せない原因をまだ判断できないとして、予約での販売を始めています。
岡田さんは、作業への慣れの問題なのか、穴そのものの問題なのか、切り分けられていないと説明しています。

そこで、予約順に製品の完成を確かめ、その後に注文成立を知らせて支払いへ進む方式にしたそうです。
同じ記事の追記では、予約受付の確認もメールで返信する方針としています。

作成できず、代わりの在庫もなければ、納品できない場合もあると説明しています。
通常のカート販売への切り替えは、接続作業が順調にできるようになってからと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2023年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632

血尿が出たときは、量が少なくても初めてでも、様子を見ずに泌尿器科を受診してください。
突然尿が出なくなったとき、器具が取り出せなくなったときは、自分で対処せず直ちに医療機関(救急を含む)を受診してください。


糸接続穴構造の特許は時期でこう変わった

新方式の糸接続構造が公開された2021年6月の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849」より引用(新方式の糸接続構造が公開された2021年6月の写真)
時期(掲載年月)そのころの状態
[2018年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/20180630/1530342059)位置を調整できる3穴貫通方式の出願を報告。
[2021年5月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/05/01/130245)接着用の樹脂を使わない糸接続を開発中。
[2021年6月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/06/12/125849)申請を終え、新しい糸接続構造を公開。
[2023年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2023/07/08/122632)ステンレス製は接続の難しさから予約販売へ。
[2025年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905)反論を経て、糸穴構造の特許査定を報告。
[2025年7月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/12/122911)糸の両側にチップを接続できたと報告。
[2025年8月掲載](https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/08/09/122924)出願人名義変更届が受理されたようだと報告。

特許の登録完了と現在の権利状況については、日誌には今の記載なし。


糸接続穴構造の特許に関係するOKプロステートチップの商品と値段

糸接続穴構造の特許に関係するOKプロステートチップの商品と値段

この話に直接ひもづく現行商品はありません。


糸接続穴構造の特許のよくある不安

材料にある相談は、長期使用と先端側への穴の追加に関するものです。

「糸接続穴構造の特許で長期使用は安心?」

2021年5月掲載の相談では、痛みや出血などがなければ、1ヶ月ほど使い続けられるかと尋ねています。
相談者は、長期間入れたままにする場合のリスクも知りたいと希望していました。

岡田さんは、当時の接続用樹脂には体内での使用について科学的な保証がないと答えています。
その点を克服するため、樹脂を使わない接続方法を開発中だと説明しています。

その後に相談者がどれほどの期間使い、どうなったかという結果の記載はありません。
樹脂を使わない製品は、今後の発売を目指している段階だと案内されています。

(出典:ok-lab's diary 2021年05月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2021/05/01/130245

「糸接続穴構造の特許は先端にも使える?」

先端側にも接続穴を追加できるかという相談の写真
出典:OKラボ公式ブログ(ok-lab's diary)「https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905」より引用(先端側にも接続穴を追加できるかという相談の写真)

2025年7月5日掲載の相談では、糸の穴を先端側にも増やし、別の部品とつなぎたいという希望が寄せられています。
岡田さんは、設計者への確認が必要だが、作ること自体はできるかもしれないと答えています。

ただし、需要が見込めなければ採算が合わず、製作しない可能性があるという見方も示しています。
当時は陶器製なら複数をつなぐ仕様の特注実績があると説明しています。

相談者の希望した穴の追加が実現したかどうかは、結果の記載がありません。
代案には多連結用陶器チップが挙げられていますが、現行一覧で対応する商品を確認できません。

(出典:ok-lab's diary 2025年07月掲載)
https://ok-lab.hatenablog.com/entry/2025/07/05/122905


この記事のまとめ

知りたいこと答え
一言で言うと、何の特許?糸を外れにくくする接続穴の構造です。最新の材料は2025年8月の名義変更報告です。
用語はどう読む?糸接続穴構造は、糸をつなぐための内部の穴です。生体適合は、材料選びの理由として登場します。
何が起きた?2021年6月に新構造を公開し、2025年7月に査定を報告しています。
メーカーは何を工夫した?樹脂を使わない接続と二本糸の独立を求め、2023年7月には完成確認後に注文を受ける方式にしました。
時期による違いは?2018年は位置調整の出願、2025年は糸穴構造の査定と名義変更です。登録完了は材料に記載なし。
関係する商品と値段は?この話に直接ひもづく現行商品はありません。
相談への回答は?長期使用への保証は示されず、先端側の穴の追加には採算上の課題を挙げています。

出典:ok-lab's diary(岡田快適生活研究所)。
写真・動画は各元記事をご覧ください。